2007 Fiscal Year Annual Research Report
糖尿病患者・家族の「家族マネジメントカ」を育成・強化する家族への教育とその評価
Project/Area Number |
18390591
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Research Institution | Kochi Women's University |
Principal Investigator |
長戸 和子 Kochi Women's University, 看護学部, 教授 (30210107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瓜生 浩子 高知女子大学, 看護学部, 講師 (00364133)
平原 直子 高知女子大学, 看護学部, 助教 (80382399)
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Keywords | 家族看護 / 家族教育 / 家族のマネジメント力 / 糖尿病 |
Research Abstract |
当初の研究計画では、本年度は、糖尿病患者とその家族の家族マネジメント力を育成・強化するための家族への教育内容について、ケア提供者(看護者)が実践している看護活動を明らかにすることを目指していたが、既存の研究等について検討を行った結果、糖尿病患者の家族を対象とした家族への教育についてはほとんど取り上げられておらず、看護者へのインタビューあるいは質問紙調査を実施したとしても、この目標を達成することは難しいと考えられた。そこで、本年度は、ケアの受け手である糖尿病患者の家族を対象とした質問紙調査から、家族への教育の実態や必要性を明らかにすることを目指し、質問紙の作成に取り組むこととした。質問紙には、糖尿病患者とその家族の「家族マネジメント力」の実態を明らかにするために、先行研究で本研究者が開発した「家族マネジメント力測定スケール(47項目版)」を用いることとした。また、研究者の先行研究において、「家族マネジメント力」に影響を及ぼす要因と考えられた罹病期間や家族の病気の認知などを尋ねる項目、これまでの治療や療養の経過および看護者から受けた教育の内容、患者の病状などについて尋ねる質問項目を作成した。さらに、糖尿病が家族に及ぼす影響について知るために、既存のスケールの中から活用できるものを探索中であり、来年度は、それを加えた質問紙を用いて、糖尿病患者の家族を対象とした調査を実施予定である。
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