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2006 Fiscal Year Annual Research Report

外来通院がん患者の主体性を育成・支援する看護実践能力および外来看護実践方法の開発

Research Project

Project/Area Number 18390592
Research InstitutionThe Open University of Japan

Principal Investigator

佐藤 禮子  放送大学, 教養学部, 教授 (90132240)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 まゆみ  千葉大学, 看護学部, 助教授 (10251191)
増島 麻里子  千葉大学, 看護学部, 助手 (40323414)
柴田 純子  千葉大学, 看護学部, 助手 (80361418)
神間 洋子  千葉大学, 看護学部, 助手 (00375619)
眞嶋 朋子  千葉大学, 看護学部, 教授 (50241112)
Keywords外来 / 外来通院 / がん / がん患者 / 外来看護 / 主体性 / 看護実践能力
Research Abstract

1.「患者/利用者の主体性」および「主体性を支援する看護」に関する文献検討
キーワード「主体性」または「自律性」を用いて医学中央雑誌で検索(1996〜2006年)し、そのうち、小児患者および看護師や学生の主体性/自律性(以下、主体性とする)に関する文献、論旨が読み取れない文献やデータに立脚していない文献を除いた結果、15件の文献が残り、これを検討素材とした。
1)「主体性」に関する定義
8文献において定義が存在し、「主体性」は、「その人の持つ自由な考えや思い、態度」「利用者がサービスを選択し決定を行う能動性」などと定義されていた。また、「患者の主体性を生かす」は「患者の意思や同意のもとで、患者の持つ主体性をよりよい方向に導くこと」、「介護者の主体性獲得に向けた支援」は「介護者が療養者と生活を送る過程で自らの判断・行動によって介護し在宅療養を維持・継続できるように(医療者が)支援する」といった定義も認められた。
2)主体性を引き出す関わり
文献検討の結果、6つのキーワードに集約された。(1)信頼関係に基づく支持的なパートナーとしての「患者/利用者との関係」。(2)自分のおかれている状況を理解し自分自身の問題であるという意識を育む「問題明確化への支援」。(3)患者/利用者との協働目標を成立させる「共通認識」。(4)言いたいことが自由に言える雰囲気に基づく「意思表示」。(5)問題解決に利用できる「資源の豊富さとその理解」。(6)知識・経験が豊富で患者と協働意識をもちコミュニケーション能力を備える「質の高い看護職者」。また、患者/利用者が主体性を発揮することにより活動の意欲がさらに高まるという報告が認められた。
2.患者の主体性を育成・支援する外来看護実践方法を明らかにするための質問紙の開発
以上の文献検討および外来看護の充実に積極的に取り組んでいる2施設の実地調査の結果に基づき聞き取り調査のための調査指針を作成中である。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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