2006 Fiscal Year Annual Research Report
地域ヒューマンネットワークシステムの構築-誤嚥性肺炎予防の看護ケア方法の活用
Project/Area Number |
18390602
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
河原 加代子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (30249172)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝野 とわ子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (60322351)
松下 祥子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (30291941)
清水 準一 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (40381462)
志自岐 康子 首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (60259140)
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Keywords | システム / インターネット / 嚥下機能障害 / 看護情報 / 在宅看護 |
Research Abstract |
(平成18年度計画) 1.ネットワーク環境の整備 「プラットホームおよびインターネット放送用番組作成機能」「インターネット テレビ電話」「インターネットLIVEテレビチャット(テレビ会議)機能」「インターネット学習機能」を整備し、看護情報・ケア方法に関するインターネット放送システムを起動させるためのネットワーク環境を整備する。 2.誤嚥性肺炎予防と改善を目的とした看護支援プログラムの開発 プログラム開発は、「自立支援・リハビリテーション看護」において、誤嚥性肺炎の予防と改善を目的に、看護情報と看護ケア方法を開発する。看護情報・ケア方法は、(1)摂食嚥下機能の評価(2)誤嚥性肺炎の予防(姿勢への援助方法と呼吸への援助方法)(3)誤嚥性肺炎の改善(肺理学療法など)に焦点を絞って、プログラムを作成する。 (研究成果) 1.ネットワークの整備は、平成18年5月から平成19年3月まで、インターネット・カンファレンス実施の最終段階まで、神奈川県リハビリテーション病院七沢脳血管センターと健康福祉学部間で十数回にわたり、ネットワークシステムの環境を整備・確認、改善点を修正し、平成19年3月19日、同時カンファレンスがスムーズに開催できるまでを確認し、環境整備を終了した。 2.誤嚥性肺炎予防のプログラムは、平成18年8月、9月、11月の3回、基礎実験を経て、地域高齢者を対象に実施し、プログラムの評価を行った。また平成19年3月に関係者における報告会を実施した。このプログラムは、(1)高齢者対象の摂食嚥下機能の評価(2)誤嚥性肺炎の予防を目的としている。(1)に対しては、腹式呼吸の発声法を用いた骨伝導による視覚的評価が可能なシステムを開発した(平成19年度国際学会発表予定)。(2)誤嚥性肺炎の予防においては、呼吸との協調と、体幹の筋力の維持の評価が重要な指標となるため、健康な若者を被験者としてパワーラブを用いた基礎実験を実施し、嚥下時の無呼吸を波形として確認することができた。
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