2008 Fiscal Year Final Research Report
Conservation of the Waterlogged Archaeological Wooden Objects, Excavated at the Tomb of one of the kings of the Ancient Sishui kingdom in Chin
Project/Area Number |
18401001
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 海外学術 |
Research Field |
Cultural property science
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Research Institution | Kyushu National Museum |
Principal Investigator |
今津 節生 Kyushu National Museum, 博物館科学課環境保全室, 室長 (50250379)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三輪 嘉六 九州国立博物館, 館長
鳥越 俊行 九州国立博物館
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
西浦 忠輝 国士舘大学, イラク古代文化研究所, 教授
伊藤 幸司 (財)大阪市文化財協会, 研究資料課, 室長
沢田 正昭 国士舘大学, 21世紀アジア学部, 教授
MORGOS Andras 筑波大学, 大学院人間総合科学研究科, 教授
〓 良 南京博物院, 院長
〓 三彩 南京博物院, 文物保存研究所, 所長
張 金〓 南京博物院, 文物保存研究所, 副所長
万 〓 南京博物院, 文物保存研究所, 所長
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Keywords | 糖アルコール含浸法 / 水浸出土文物 / 彩色顔料 / 保存科学 / 前漢墓 |
Research Abstract |
本研究は、中国江蘇省で発掘調査された泗水王陵出土の水浸木製文物の保存について、糖アルコール含浸法を適用しながら、中国への本格的な技術移転を行った。泗水王陵出土文物の大半は日本では経験の無い著しく劣化した桐材であったので、中国側の研究協力者との情報交換や研究協力を進めながら、日本で開発した含浸装置や乾燥装置を中国で製作して導入することを含めて、文化財の保存処理技術を中国に技術移転することに努めた。その結果、南京博物院では桐材に適用して、独自に保存処理を実施できるところまで技術移転を果たした。
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Research Products
(14 results)