2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18401005
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
鈴木 茂 Tokyo University of Foreign Studies, 外国語学部, 教授 (10162950)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中條 献 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (50227336)
石橋 純 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 准教授 (70323318)
新木 秀和 神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (80276039)
後藤 雄介 早稲田大学, 教育・総合科学研究院, 准教授 (60296374)
青木 利夫 広島大学, 大学院・総合科学研究科, 准教授 (40304365)
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Keywords | グローパル化 / 多文化主義 / 社会運動 / 南北アメリカ / エスニシティ / 黒人運動 / 先住民 / 都市 |
Research Abstract |
本研究プロジェクトの2年目にあたる2007年庶には、9月11日にベネズエラ・国立ロス・アンデス大学(メリダ市)において、同大学アジア・アフリカ研究所との共催で国際セミナー「文化的多様性と南北アメリカにおける社会主義」を開いた。本研究グループから、鈴木(「多文化主義時代のブラジル」)、中條(「アメリカ合衆国における多支化主義の歴史的輪郭」)、石橋(「チャベス時代の多文化主義と人種主義」)が報告した。また、エルマン・ルセーナ氏(ロス・アンデス大学)、コロンビアの黒人運動家カルロス・ルア氏、ベネズエラの黒人運動家チューチョ・ガルシア氏など6名の報告があり、活発な討議が行われた。この国際セミナーの準備のため、7月31日に東京外国語大学において、本プロジェクトのメンバーを中心に準備報告会(第1回研究会)を開催した。鈴木、中條、石橋は、国際性ミナーの前後に、それぞれ担当地域で多文化主義と社会運動の現状に関する調査・資料収集を行った。メキシコ担当の青木と禪野は8〜9月に現地調査と資料調査を実施した。新木は9月にエクアドルにおいて、黒人運動と先住民運動の活動家からの聞き取り調査を重点的に行った。その成果の一部は、2008年2月29日に東京外国語大学で開いた第2回研究会で報告された(禪野「メキシコ市内旧先住民村落の文化とその研究動向」、新木「エクアドルのアフロ系運動と先住民運動-インタビュー調査から」)。また、同研究会では、今年度までに各メンバーが撮影したインタビューなどの映像資料の整理の方針が話し合われ、最終年度に向けて資料の整理と公開の準備作業を本格化することになった。
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Research Products
(14 results)