2008 Fiscal Year Annual Research Report
近世・近代ペルシア語文化圏における言語・民族・国家形成
Project/Area Number |
18401021
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
近藤 信彰 Tokyo University of Foreign Studies, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (90274993)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 睦 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (50272612)
真下 裕之 神戸大学, 大学院・人文学研究科, 准教授 (70303899)
森本 一夫 東京大学, 東洋文化研究所, 准教授 (00282707)
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Keywords | ペルシア語文化圏 / 国際研究者交流 / イラン:インド:トルコ / 国民国家 / 民族形成 / 言語政策 / 歴史史料 |
Research Abstract |
研究計画に従ってペルシア語関連史料、および現地の歴史叙述に関する資料の収集、および現地歴史研究者との交流を行った。代表者の近藤信彰は、2月にイラン、3月にインドへ出張し、ペルシア語文化関連資料を収集するとともに、現地の研究者との交流に努めた。イランではサファヴィー朝の行政便覧史料タズキラトル・モルークのゴレスターン宮殿図書館本を入手し、他写本との比較が可能となった。インドではハイダラバードではサーラール・ジュング博物館で写本調査を行ない、サファヴィー朝期に関するいくつかの重要な孤写本を閲覧することができた。 研究分担者の森本一夫は、8月にカナダへ出張し、トロント大学で資料調査を行うとともに、第7回国際イラン学会大会で報告を行った。また、同じく研究分担者の菅原睦は、3月にドイツに出張し、ベルリンのブランデンブルグ科学アカデミー所属のウイグル人研究者と、共同研究・出版の打ち合わせを行った。 このほかには、研究協力者渡部良子を3月にフランスに派遣し、パリの国立図書館を中心にペルシア語インシャー文献の調査を行った。 3月1日には国際ワークショップThe Formation of Perso-Islamic Culture:The Mongol Period and beyond"を開催した。カナダ、フランス、ドイツの研究者が参加し、近藤が趣旨説明を、渡部が報告を行った。
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Research Products
(11 results)