2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18401029
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Research Institution | Komazawa University |
Principal Investigator |
飯島 武次 Komazawa University, 文学部, 教授 (90106641)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 清治 駒澤大学, 文学部, 教授 (80296821)
設楽 博己 駒澤大学, 文学部, 教授 (70206093)
石井 仁 駒澤大学, 文学部, 准教授 (90201912)
西江 清高 南山大学, 人文学部, 教授 (10319288)
鈴木 敦 茨城大学, 人文学部, 教授 (00272104)
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Keywords | 共同調査 / 合作調査 / 采邑 / 周原 / 周城 / 鳳鳳山 / 西周甲骨 / 周公旦 |
Research Abstract |
平成19年8月23日から30日の間に研究代表者・飯島武次が訪中し、昨年度と同様に北京大学教授・徐天進氏、陳西省考古研究所副所長・王占奎氏らと陜西省渭河流域の西周時代および周時代遺跡を踏査する。踏査を行った車要な遺跡としては、岐山県の廟王村遺跡・趙家台遺跡・鳳鳳山遺跡、城固県の龍頭遺跡・宝山遺跡がある。岐山県の廟王村遺跡に関しては、過去の考古学的な調査により、西周甲骨の出土が知られ遺跡の重要性から平成19年度の北京大学側の発掘調査地に決定する。遺跡の範囲は、北が鳳鳳峰の丘陵斜面から、南が廟王村にいたると推定されたるその範囲は、南北約590m、東四約400mである。遺跡の北部には中小の西周墓が分布する白草坡墓地がある。陜西省岐山県の北京大学考古文博学院周公廟考古隊工作姑にて、趙家台遺跡の西周墓出土の青銅器の写真撮影および、遺物観察記載を行う。また昨年発掘された周公廟遺跡出土め土器の写真撮影および.遺物観察記載をおこなう。引き続いて9月3日から9月14日の間、研究分担者,西江清高氏、盛渡部展也氏による渭河流域先周・西周遺跡の測地調査および考古学的水源調査をおこなう。9月7日から9月19日まで、研究代表者・飯島武次、研究分担者・酒井清治氏・設楽博己氏は、北京大学考古文博学院・陜西省考古研究所による先の岐山県廟王村遣跡の薬掘調査た参加する。多くの灰坑を発掘し、西周土器、西周博、西周瓦、骨角器、石器、青銅器など弄検出する。平成19年度の調査研究の結果、西周時代に溜河北岸の台地に東西約15〜20kmの間隔で西周時代の大集落が形成されていたことを明らかにした。また鳳鳳山遺跡一帯が周公旦の采邑である可能性がきわめて強くなった。
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