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2008 Fiscal Year Annual Research Report

大学と地域のスポーツ連携事業モデルの研究:ボールスクール・ハイデルベルクを事例に

Research Project

Project/Area Number 18402002
Research InstitutionNara University of Education

Principal Investigator

木村 真知子  Nara University of Education, 教育学部, 教授 (60144630)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 豪仁  奈良教育大学, 教育学部, 教授 (40206834)
岡出 美則  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (60169125)
田附 俊一  同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30197389)
Keywordsスポーツ / 地域連携 / ハイデルベルク / ボールゲーム
Research Abstract

バルシューレに関する教育学的考察に関しては、1)ボール運動に参加できる能力の体系並びに2)それが児童の発達に与える効果の2点から検討した。バルシューレでは、児童のゲームに参加できる能力育成をゲーム中心の学習モデルにより育成するために、指導の段階が1)種目横断的なゲーム学習、2)球技に方向付けられた学研習並びに3)種目固有の学習の3段階が想定されている。また、指導の内容が戦術要素(A)、協応能力要素(B)並びに技術的要素(C)の3つで構成されている。また、英語圏の戦術学習モデルとの違いが、構成主義的な学習法に求められている。加えて、児童のゲームに参加できる能力として創造性が強調する点も、英語圏の戦術学習モデルとの違いとして強調されている。
ドイツにおけるバルシューレ事業においては、発達障害を持つ子どもや肥満児の子どもに対するプログラムの研究、トップアスリート養成制度の開発がおこなわれており、こうした研究活動に裏付けされプロジェクトにより、ノーマルプログラムへの参加者数は、2006年に比べて倍増している。中でも幼稚園児を対象としたプログラムが現在研究開発中であり、このプログラムの日本における使用可能性を検証すべくこれを日本に持ち帰り、日本語に翻訳し検討した。
バルシューレの研プログラムに継続的に参加した子どもは、そうでない子どもたちに比べて、集中力とプレイの創造性の面において向上が見られたと報告されている。集中力は絵記号の正誤を90秒間に1ページの速さで21回繰り返すオリジ極ルのテストで評価していた。プレイの創造性はパスの速さや解決策のバリエーションを、観察トレーニングを積み一定のレベルに達した評価者が実施していた。いずれの評価も実施しながら精度を高めている段階であるが、この定性的評価法は日本でも利用できる可能性が示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009 2008

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 地域スポーツの現場から2009

    • Author(s)
      高橋豪仁
    • Journal Title

      児童心理 63(3)

      Pages: 75-81

  • [Journal Article] Ballschuleプログラムが児童の運動能力に与える影響2008

    • Author(s)
      阿部智(第一著者)・木村真知子・若吉浩二・石川元美・小畑治・高橋豪仁
    • Journal Title

      奈良教育大学紀要 57(1)

      Pages: 169-179

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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