2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18402015
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Research Institution | National Graduate Institute for Policy Studies |
Principal Investigator |
白石 隆 National Graduate Institute for Policy Studies, 政策研究科, 教授 (40092241)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ハウ キャロライン 京都大学, 東南アジア研究所, 准教授 (70314268)
本名 純 立命館大学, 国際関係学部, 准教授 (10330010)
鬼丸 武士 政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授 (80402824)
相沢 伸広 政策研究大学院大学, アジア経済研究所・地域研究センター, 研究員 (10432080)
久末 亮一 政策研究大学院大学, 政策研究科, 研究助手 (60422383)
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Keywords | 中国 / 東南アジア / 東アジア地域秩序 / 中産階級 / 政治 / 非伝統的安全保障問題 / 新華僑 / 金融 |
Research Abstract |
中国は、2002年決定の「中華民族の偉大な復興」において、その戦略目標として、2020年のGDPを2000年の4倍、4兆4000億ドルに設定し「小康社会」を実現するとしており、現在の為替レートで計算すると、その頃までに中国の経済規模は日本のそれを凌駕することになる。また購買力平価で見れば、中国の経済規模はすでに1994年に日本を上回り、2002年にはアメリカの半分を超えたと推計される。こうした中国の経済的台頭は、世界的にも、地域的にも、力の均衡を大きく変化させる。ではそれは東南アジアにおいてどのような意義を持っているのか。中国の台頭にともない、東南アジアではどのような変化がおこっているのか。本研究では、この問題を、地域秩序のレベル、そして東南アジア各国における政治経済、社会のレベルにおいて検討することを目的とする。最終年度に当たる本年度は、それぞれのメンバーによる現地調査と、研究成果のとりまとめを中心に活動を実施した。まず現地調査であるが、白石はシンガポールとジャカルタで中国の台頭に伴う、対中関係や東南アジア域内の国際関係の変化等に関する調査をおこなった。相沢、岡本、本名は主にインドネシアで地方政治の変化や華人の政治的、社会的活動、そして非伝統的安全保障問題に関する調査を実施した。鬼丸はバンコクと香港でヒトの移動の増大に伴う感染症対策に関する調査をおこなった。久末はオーストラリアで華人の流入に伴うカネの動きに関する調査を実施した。いずれの調査も、中国の台頭に伴い、現在東南アジアで進行しつつある変化や、起こりつつある問題に焦点をあてたものであり、本科研の遂行の上できわめて重要な意義を持つものであり、その成果の一部は、『外交フォーラム』2008年10月号での非伝統的安全保障問題の特集など、すでに論文等の形で公表されている。
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Research Products
(5 results)
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[Presentation] Delivering Citizenship : DEPDAGRI and the Chinese in the 1980s2008
Author(s)
Aizawa Nobuhiro
Organizer
Kyoto University Global COE Program "In Search of Sustainable Humanosphere in Asia and Africa, " Kyoto University, and Netherlands Institute for War Documentation Joint International Workshop on Chinese Identities and Inter-Ethnic Coexistence and Cooperation in Southeast Asia"
Place of Presentation
Center for Southeast Asian Studies, Kyoto University
Year and Date
20080704-20080705
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