2006 Fiscal Year Annual Research Report
小児がん等のターミナル期にある子どもの教育内容・方法に関する国際比較研究
Project/Area Number |
18402045
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
武田 鉄郎 和歌山大学, 教育学部, 教授 (50280574)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西牧 謙吾 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 教育支援研究部, 上席総括研究員 (50371711)
當島 茂登 独立行政法人国立特別支援教育総合研究所, 教育支援研究部, 総括研究員 (10311185)
篁 倫子 お茶の水女子大学, 生活科学部, 教授 (10280570)
江田 祐介 和歌山大学, 教育学部, 教授 (00304171)
丸 光恵 東京医科歯科大学, 大学院・保健衛生学研究科, 准教授 (50241980)
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Keywords | 小児がん / 進行性筋ジストロフィー / ターミナル期 / 国際比較 / 教育内容・方法 / 病院内学校 |
Research Abstract |
本研究は、小児がんと進行性筋ジストロフィー等のターミナル期にある子どもの心理・教育的対応と子どもの教育カリキュラムについて文献研究を行うと共に、アメリカ合衆国、ドイツ、イタリア、スウェーデン、オーストラリア、日本においてフィールド調査を行い、国際比較研究を行うことである。各研究分担者が各国の病院と病院内学校を視察し、指導内容・方法に関して、予め決めてある調査票を核として目的に沿って研究協議を行い、情報収集を行った。以下に報告する。 (1)イタリア-ボローニア大学附属総合病院小児科病棟(S.Orsora Ospedale)の医師であり、心理学者でもあるDorella Scarponi博士を中心とする病院内学校の教員との情報交換及び研究協議を行った。 (2)スウェーデンイエーテボリ大学附属病院において看護学教授、看護師、プレイセラピスト、教師等の医療チームとの情報交換及び研究協議を行った。(3)ドイツ-ケルン大学医学部付属病院と小児病棟内にある病院内学校(Johann-Christoph-Winters-Schule ; Shulefuer Kranke(ヨハン・クリストフ。ウィンタースズ学校患者のための学校において、筋ジストロフィーの生徒のターミナル期における教育内容・方法に関する情報交換及び研究協議を行った。(4)アメリカ合衆国においては、Pamela S.Hinds看護学博士(Director, Nursing Research St.Jude Children's Research Hospital)から看護学の視点から小児がんのターミナルケアの取組について情報収集を行った。(5)オーストラリアにおいては、シドニー郊外にあるThe Children's Hospital at Westmead内にある病気の子どもの教育研究所所長Belinda Barton博士や小児がんや進行性筋ジストロフィーの専門医から情報収集を行った。 平成19年8月に日本を含め6ヶ国で国際フォーラムを東京医科歯科大学で開催し、各国、各病院、病院内学校で行われているターミナル期にある子どもの教育内容・方法について協議する予定である。
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