2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18403005
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
上嶋 誠 The University of Tokyo, 地震研究所, 准教授 (70242154)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長尾 大道 海洋研究開発機構, 地球内部変動研究センター, 研究員 (80435833)
山口 覚 神戸大学, 理学部, 講師 (70191228)
藤 浩明 富山大学, 理工学研究部, 准教授 (40207519)
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Keywords | 地球電磁気 / 地球、惑星内部構造 / 地球観測 / 地殻マントル物質 / 大陸縁辺部 / スタグナントスラブ / ネットワークMT / GDS |
Research Abstract |
(1)中国での電磁気観測 当初計画では,ロシア,中国東北部において,磁場3成分観測,ネットワークMT(通信回線を用いた長基線地電位差)観測を実施する予定であったが,最終的にロシア側との観測実施の交渉が成立せず,中国東北部においてのみ,観測を実施することにした。中国においても,(長期にわたって観測器を設置することから観測の許可がおりず,ようやく平成19年11月に,中露国境近くの密山(ミーシャン),中蒙国境近くの錫林浩特(シリンホト)に3成分磁力計を設置することが出来た。両観測点とも,中国地震局の地震地殻変動観測壕内に設置することが出来,ノイズ環境が良好なこと,壕内温度が年間を通して小さく,温度変化の影響を受けぬ良好な長期間データが得られることを確認した。 (2)既存データの解析 中国地震局地質研究所のTang,Zhao両教授の研究グループと共同して,引き続き中国政府によって整備された磁気点のうち,中国東部の約30点の磁場3成分データの解析を継続した。昨年度に求めた,鉛直一水平磁場間応答関数を1次元解析することで,中国東部での南北の応答関数の差異が400-800kmの上部マントル最下部,下部マントル最上部の構造の差で説明できることが示唆され,北部において電気伝導度が高くなる傾向が認められた。
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Research Products
(2 results)