2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18403012
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
乙藤 洋一郎 Kobe University, 理学研究科, 教授 (90160895)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 和仁 神戸大学, 理学研究科, 助教 (20335417)
宇野 康司 岡山大学, 教育学研究科, 講師 (10510745)
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Keywords | 地球科学 / 古地磁気学 / テクトニクス / 大陸 / アジア大陸 |
Research Abstract |
1.地質調査と岩石試料採取:今年度は三つの隊を組織したが、ロシア調査は調査許可が日本出国前におりなかったため、来年度に実行することにした。 (A)インドシナ半島・ベトナム南部地域調査隊:日本人2人・ベトナム人1人で調査隊を構成。 調査日:2008年3月19日〜4月3日の16日間。インド大陸衝突によるインドシナ半島の変形の様子を調べるために、ベトナム南部ダラに分布する白亜紀の岩石を、古地磁気学の研究のために、21箇所で計168個の試料採取をおこなった。 (B)インドシナ半島・タイ中西部地域調査隊:日本人3人・タイ人1人で調査隊を構成。 調査日:2008年12月18日〜12月29日の12日間。インド大陸衝突によるインドシナ半島の変形の様子を調べるために、タイ中西部ラトブリに分布するジュラ紀の岩石を、古地磁気学の研究のために、21箇所で計168個の試料採取をおこなった。 (C)ロシア・オホーツク沿岸マガダン地域調査:日本人3人・ロシア人2人で調査隊を構成。2008年8月8日〜8月30日を調査日に予定していたが、ロシア側の調査許可がおりずに今年度の調査中止を決定した。来年度に調査をするために、ロシア人研究者二人を日本に招聴し、調査許可を取得する方法を議論した。 2.ロシア調査が中止となったために、予定した費用で熱消磁装置の改良を行った。電気炉の改修と高精度の温度制御器の搭載を行った。 3.論文:前年度までに測定して求めた古地磁気の結果に議論を加え、インドシナ半島の変形テクトニクスに関して論文を完成した。
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Research Products
(1 results)
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[Journal Article] Tectonic deformation around the eastern Himalayan syntaxis : constraints from the Cretaceous palaeomagnetic data of the Shan-Thai Block2008
Author(s)
Tanaka, K., C. Mu, K. Sato, K. Takemoto, D. Miura, Y. Liu, H. Zaman, Z. Yang, M. Yokoyama, H. Iwamoto, K. Uno, Y. Otofuji
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Journal Title
Geophys. J. Int 175
Pages: 713-728
Peer Reviewed