2007 Fiscal Year Annual Research Report
熱帯アジアの野生イネ集団における遺伝的多様性維持機構の解明
Project/Area Number |
18405017
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
石井 尊生 Kobe University, 農学研究科, 准教授 (20260648)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宍戸 理恵子 日本大学, 生物資源科学部, 講師 (90307819)
秋本 正博 帯広畜産大学, 畜産学部, 講師 (60312443)
石川 隆二 弘前大学, 農学生命科学部, 准教授 (90202978)
佐藤 雅志 東北大学, 生命科学研究科, 准教授 (40134043)
佐藤 洋一郎 総合地球環境学研究所, 教授 (20145113)
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Keywords | 野生イネ / 遺伝的多様性 / 熱帯アジア / 分子マーカー / 国際研究者交流 / ミヤンマー / ベトナム / カンボジア |
Research Abstract |
熱帯アジアの野生イネ(Oryza rufipogon)集団における遺伝的多様性維持機構を解明するために、ベトナムおよびカンボジアにて現地調査を行うとともに、ベトナムから研究協力者を招聘し、今後の調査研究について話し合った。なお、詳細は以下の通りである。 ベトナム:平成19年11月13日より19日まで、メコンデルタ地域を中心に調査を行った。まず、研究協力者であるメコンデルタ稲研究所のDr. Lang氏と打ち合わせを行った後、メコンデルタ周辺の野生イネ集団の観察を行った。次に、昨年度選定した野生イネ集団調査地において、地理的情報、生育環境、周辺植生、水質・土壌環境について詳細に記録した。また、調査地内に設定した区画より約100-150個体の野生イネの葉を収集し、その粗抽出液を特殊濾紙に固定してサンプリングを行った。 カンボジア:研究協力者であるカンボジア農務省のDr. Saron氏と連絡を取り、平成19年11月19日より23日まで、プノンペン周辺なたびにトンレサップ湖周辺地域に自生する野生イネ集団の調査を行った(調査内容はベトナムと同様)。各調査地では、詳細な生態・環境等の調査をするとともに、約100個体のサンプリングを行った。現在、収集したサンプルについては、分子マーカーを用いた解析中である。 研究協力者招聘:平成20年1月13日より20日まで、研究協力者であるメコンデルタ稲研究所のDr. Lang氏を招聘した。ベトナムでは、過去数年にわたり野生イネ調査を行っているため、これまでに収集した葉の粗抽出液サンプルの解析手法を具体的に説明した。また、期間中1月16日より18日まで、弘前大学(研究分担者:石川隆二)を訪問し、今後の調査・研究の話し合いを行った。
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Research Products
(3 results)