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2007 Fiscal Year Annual Research Report

熱帯泥炭湿地を利用した持続的・低環境負荷の食料・エネルギー生産技術の確立

Research Project

Project/Area Number 18405025
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

安藤 豊  Yamagata University, 農学部, 教授 (90005661)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡邊 彰  名古屋大学, 生命農学研究科, 准教授 (50231098)
角田 憲一  山形大学, 農学部, 准教授 (70241726)
佐々木 由佳  山形大学, 農学部, 助教 (40375332)
Keywordsサゴヤシ / 地下水位 / 幹体積 / 葉数 / 温室効果ガス
Research Abstract

地下水位の連続的な測定結果から、急な降雨以外日変動が少ないことが明かとなった。この結果は昨年利用した地下水位(月1度の測定)が圃場の特徴を示し、サゴ生育の関係に利用可能であることを示すものである。圃場レベルでみると、地下水位と土壌中の窒素量との間にはロゼット期、幹立ち期の両サゴヤシ生育地点において相関関係を認めることはできなかった。また、地下水位と土壌中の全銅量、銅錯体との間にはロゼット期、幹立ち期の両サゴヤシ生育地点において相関を認めることはできなかった。さらに、施肥はサゴ小葉の養分率に影響を与えていなかった。この原因として、施用窒素と施用銅が比較的速やかに系外へ流出するためとみられた。この点に関して、平成20年度にモデル的に検討する予定である。
サゴヤシ栽培が泥炭土壌からのメタンおよび二酸化炭素発生速度に与える影響を調べた。サゴ齢が同じ場合、地下水位が高くなるにつれメタン発生速度は指数関数的に増大すること、地下水位を40cm以下に保つことでメタン発生を低く維持できること、二酸化炭素発生速度には地下水位は有意な影響を与えないことを明らかにした。また、施肥位置からの距離と温室効果ガス発生速度との関係を調べたところ、両者の間に関係はなく、施肥の影響はないと結論された。一方、サッカーからのメタン発生速度を測定した結果、切断直後では土壌からの発生速度よりも平均で46倍高く、土壌表面からのフラックスの測定が圃場全体のフラックスを低く見積もっていることが示唆された。なお、炭酸ガスの連続測定用のチャンバーは修理に時間がかかり、平成20年3月に現地に再セットした。このため、平成19年度の炭酸ガス連続測定による解析は未実施である。

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Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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