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2006 Fiscal Year Annual Research Report

デング出血熱重症化に関与するウイルス遺伝子多型性の研究

Research Project

Project/Area Number 18406017
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

森田 公一  長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (40182240)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長谷部 太  長崎大学, 国際連携研究戦略本部, 教授 (20253693)
井上 真吾  長崎大学, 熱帯医学研究所, 助手 (00346925)
Keywordsデング出血熱 / フラビウイルス / 熱帯感染症
Research Abstract

フィリピン国、ベトナム国などアジアの国々において臨床的にデング熱、デング出血熱疑われる患者血清から、蚊培養細胞C6/36細胞、サル細胞LLC-MK2細胞、ヒト単核球系細胞K562細胞を用いてウイルス分離を行うとともに、RT-PCR法とRT-LAMP法によるウイルス遺伝子の検出、ELISA法を用いて抗体検査をした。また同時に患者の臨床データをデータベースに入力した。分離したウイルスは長崎大学熱帯医学研究所に保存するとともにそれぞれのウイルス株について、ウイルス遺伝子の全塩基配列をシークエンスして決定し、分子疫学的解析した。さらに、フィリピン国マニラ市のセントルークメディカルセンターおよびベトナム国ホーチミン市において1)のPCR法によりデングウイルスが陽性であった患者の抹消血サンプルについてフローサイトメトリーで解析しデング感染細胞を検出し、種々の細胞マーカーについての反応性を検討した。この結果、デングウイルス感染が疑われる患者75名のうち7名の患者がRT-PCR法によってデング3型ウイルス陽性を示した。このうち5名の患者血液でCD19陽性細胞(B細胞)にデングウイルス抗原が認められ、1名の患者ではCD16陽性細胞(NK細胞)、残りの1名の患者ではCD19陽性細胞とCD16陽性細胞の両方の細胞群にデングウイルス抗原が認められた。これらの患者血清からウイルス分離をおこなっており、遺伝子解析結果との相関についての解析が進行中である。

  • Research Products

    (3 results)

All 2006

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] Molecular Characterization and Clinical Evaluation of Dengue Outbreak in 2002 in Bangladesh2006

    • Author(s)
      Islam M.A 他
    • Journal Title

      Japanese Journal of Infectious Diseases 59

      Pages: 85-91

  • [Journal Article] Identification and Characterization of Carbohydrate Molecules in Mammalian Cells Recognized by Dengue Virus Type 22006

    • Author(s)
      Aoki, C.他
    • Journal Title

      Journal of Biochemistry 139

      Pages: 607-614

  • [Journal Article] デングウイルス研究の最前線2006

    • Author(s)
      長谷部太, 森田公一
    • Journal Title

      医学のあゆみ 218

      Pages: 845-848

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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