2007 Fiscal Year Annual Research Report
特発性肺胞蛋白症の国際共同疫学調査(希少肺疾患研究基盤として)
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18406031
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Research Institution | Clinical Research Center, National Hospital Organization, Kinki-Chuo Chest Medical Center |
Principal Investigator |
井上 義一 Clinical Research Center, National Hospital Organization, Kinki-Chuo Chest Medical Center, 臨床研究センター・呼吸不全難治性肺疾患研究部, 部長 (90240895)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 光 新潟大学, 医歯学総合病院・生命科学医療センター, 教授 (80207802)
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Keywords | 肺胞蛋白症 / 特発性肺胞蛋白症 / 自己免疫性肺胞蛋白症 / 抗GM-CSF自己抗体 / 国際データベース |
Research Abstract |
(1)日本国内の肺胞蛋白症唇者のテータベースの結果を米国胸部疾患学会の学会誌に出版した。稀少疾患である肺胞蛋白症患者256人のデータの集積と解析は世界最大規模の報告となった。また共同研究者が発見した抗GM-CSF自己抗体を用いた新しい肺胞蛋白症の分類と自己免疫性肺胞蛋白症の新たな病名を提唱し高い評価を得た(Am J Cric Care Med, 177: 752-762 2008)。この内容は2008年5月21日米国胸部疾患学会の国際学会のシンポジウムのシンポジストに招待されて発表予定である。内容は日本のデータベースを元に特発性肺胞蛋白症224名の疫学的臨床的データをまとめた。 (2)2007年4月19日から22日、主任研究者の井上は、米国米国CincinnatiでNIHによるRare Lung Disease Consortiun代表のBruce Trapnell教授と国際共同研究にかんして予備会合を開いた。 (3)2007年5月7日から9日、Fifth Annual International Pulmonary Alveolar Proteinosis Scientific Conference and Second Japanese MILES Trial Working Group Meeting(LAM Osaka Meeting)を大阪市梅田で開催した。米国からBruce Trapnell, M.D.およびFrancis X. McCormack, ドイツからM.D.Ulrich Costabel M.D. , イタリアからMaurizio Luisetti M.D.を招待し日本国内からも肺胞蛋白症の研究者を集めて国際共同研究に関して話し合いをを行った。同じ稀少肺疾患であるリンパ脈管筋腫症についても話し合いを行った。米国NIHと共同で実施する肺胞蛋白症の国際比較に関するプロトコールの具体的検討を行った。 (4)2007年5月18目から23日、井上と中田は米国サンフランンスコで肺胞蛋白症患者53例を5年間経過観察したコホートスタデイーの結果を発表した。また稀少肺疾患の話し合いを行った。 (5)2007年11月25日から30日まで井上、中田は米国シンシナテイ大学を訪問しプロトコールの確認とデータの打ち合わせを行った。大学病院で講演および院内の視察を行った。 (6)2008年4月多国間で肺胞蛋白症を比較するMulticenter International Cross-sectional Evaluation of Pulmonary Alveolar Proteinosis"(MICEPAP)Trialのプロトコール完成し欧米の研究者に配布された。
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Research Products
(6 results)