2008 Fiscal Year Annual Research Report
特発性肺胞蛋白症の国際共同疫学調査(希少肺疾患研究基盤として)
Project/Area Number |
18406031
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Research Institution | Clinical Research Center, National Hospital Organization, Kinki-Chuo Chest Medical Center |
Principal Investigator |
井上 義一 Clinical Research Center, National Hospital Organization, Kinki-Chuo Chest Medical Center, 呼吸不全・難治性肺疾患研究部, 部長 (90240895)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中田 光 新潟大学医歯学総合病院, 生命科学医療センター, 教授 (80207802)
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Keywords | 肺胞蛋白症 / 特発性肺胞蛋白症 / 自己免疫性肺胞蛋白症 / 抗GM-CSF自己抗体 / 国際データベース |
Research Abstract |
(1)日本国内で初めて世界最大規模の疫調査を実施し、肺胞蛋白症患者のデータベースを作成した。256人の患者データを集積し、特発性肺胞蛋白症は224名(87.5%)であった。男女比は2:1。」この中で223名は抗GM-CSF自己抗体陽性であり、1名は陰性。また自己抗体陽性患者の中で粉塵吸入歴を有するもの、他に合併症を有する患者が多く存在することが判明した。血清抗GM-CSF自己抗体に基づいた新たな疾患を呈示し自己免疫性肺胞蛋白症と呼ぶことを提唱した(Inoue et al.Am J Respir Crit Care Med.177:752,2008)。 (2)標準的な抗GM-CSF自己抗体測定方法を確立した。 (3)井上と中田は、これまで、欧米の稀少肺疾患研究者(Cincinnati大Bruce Trapnell教授、Frank McCormack教授)と会談を行った。 (4)国際的肺胞蛋白症の比較のための共同研究を開始した。
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Research Products
(6 results)