2008 Fiscal Year Final Research Report
A field survey for the traceable mental health support of overseas Japanese psychiatric emergency cases
Project/Area Number |
18406034
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 海外学術 |
Research Field |
Psychiatric science
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
SUZUKI Mitsuru Iwate Medical University, 医学部, 准教授 (10196876)
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Co-Investigator(Renkei-kenkyūsha) |
ABE Yu 明治学院大学, 心理学部, 教授 (90138248)
INOUE Takayo 明治学院大学, 心理学部, 教授 (30242225)
IMURA Tomoko 一橋大学, 経済学研究科, 講師 (50361853)
KATSUTA Yoshiaki 近畿福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (00258229)
KURABAYASHI Lumie 独立行政法人労働安全衛生総合研究所, 有害性評価研究グループ, 上席研究員 (00333378)
SAITO Takamasa 放送大学, 教養学部, 教授 (90082065)
SHIGEMURA Jun 防衛医科大学, 精神科, 講師
SHINFUKU Naotaka 西南学院大学, 人間科学部, 教授 (00263369)
TOMINAGA Maki 兵庫医療大学, 看護学部, 准教授 (40419974)
NODA Fumitaka 大正大学, 人間学部, 教授 (30317648)
YAMADA Kazuo 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (50200712)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Keywords | 海外在留邦人 / 精神科救急 / 地域精神科医療 / 精神保健 / 医療・福祉 |
Research Abstract |
世界18都市の外務省在外公館の邦人保護担当領事および医務官を対象として、海外渡航中に在外公館で保護された邦人精神科救急事例に関する半構造化面接を施行し、国境を跨ぐことによる精神医療サービスの分断の実態を明らかにした。対象事例のうち、半数が日本で治療歴があり、日本の医療機関からの紹介状を持っていた事例は皆無であった。対象の半数が現地で入院治療となり、帰国し治療継続となったのは入院者が8.8%、通院者が13.7%にすぎず、26.4%の転帰は不明であった。複数の治療分断の要因を検討した結果、国内外の治療者間の医療情報共有および帰国事例の空港での受け入れ体制整備が特に重要な課題であると考えられた。
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Research Products
(77 results)
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[Remarks] 多文化間精神医学会ホームページ「在日外国人サービス」
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[Remarks] 鈴木満 : 英国地域精神医療におけるうつ病対策と復職支援. うつ病者に対するリハビリテーション・システム構築のための調査研究報告書, 日本精神保健福祉連盟, 2009
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[Remarks] 山田和夫 : 自殺の国際比較-その文化的・社会的・地理的背景について-. 第16回多文化間精神医学会(川崎), 2009.3.28
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[Remarks] 重村淳 : 惨事ストレスの理解. 日本トラウマティック・ストレス学会第8回大会プレコングレス惨事ストレス・セミナー(東京), 2009.3.13
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[Remarks] 鈴木満 : 海外邦人コミュニティ間におけるメンタルヘルス相互支援. 在東南アジア邦人精神保健専門家連携会議, 在タイ日本国大使館(Bangkok, Thai), 2008.6.29
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[Remarks] 鈴木満 : 海外邦人コミュニティ間の連携と後方支援. パネルディスカッション「海外邦人メンタスヘルスコミュニティ間のネットワーク構築」. ジャムズネットヘルスウィーク, ニューヨーク日系人会(New York, USA), 2008.5.23
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[Remarks] 重村淳 : ワシントンDCにおける在留邦人のためのメンタルヘルス・サービス : 事例介入から大規模災害対策まで. パネルディスカッション「海外邦人メンタスヘルスコミュニティ間のネットワーク構築にむけて」. ジャムズネットヘルスウィーク, ニューヨーク日系人会館(New York, USA), 2008.5.23
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[Remarks] 鈴木満 : 海外在留邦人および海外渡航邦人に対する精神保健援助システム. 多文化間精神医学専門アドバイザー研修(東京), 2008.3.22
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[Remarks] 鈴木満 : 海外在留邦人コミュニティにおけるメンタルヘルス. シンガポールメディカルスタッフの会(Singapore), 2008.1.27
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[Remarks] 鈴木満 : 大規模緊急事態援護担当者のためのメンタルヘルス・ガイドライン(共著). (多文化間精神医学会編), ワールドプランニング, 総38頁, 2007
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[Remarks] 鈴木満 : 海外在留邦人及び海外渡航邦人に対する精神保健援助システム. バンコク在留邦人精神科救急事例に関する連絡会議, 在タイ日本国大使館(Bangkok, Thai), 2007.11.2
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[Remarks] 鈴木満 : 海外在留邦人及び海外渡航邦人に対する精神保健援助システム.パリ在留邦人精神科救急事例に関する連絡会議, 在仏日本国大使館(Paris, France), 2007.10.9
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[Remarks] 重村淳 : 海外生活におけるストレス対処法. 在米日本大使館(Washington DC, USA), 2007.9.13
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[Remarks] 重村淳 : 災害救援者・援護者のメンタルヘルス. 在ニューヨーク日本国総領事館(New York, USA), 2007.9.10
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[Remarks] 鈴木満 : 海外在留邦人および海外渡航邦人に対する精神保健援助システム. 在ニューヨーク日本国総領事館(New York, USA), 2007.2.9
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[Remarks] 鈴木満責任編集 : 特集神経科学が多文化間精神医学に語りかけるもの. こころと文化5(2) : 112-153, 2006