2007 Fiscal Year Annual Research Report
VLSI技術を活用した学習論的手法によるネットワークの安全性向上と電力削減
Project/Area Number |
18500048
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
阿部 公輝 The University of Electro-Communications, 電気通信学部, 教授 (00017443)
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Keywords | VLSI / ネットワーク / 安全性向上 / 高速化 / 低電力化 / 侵入検知 / 輻輳制御 / 分岐予測 |
Research Abstract |
ネットワークとその構成要素の安全性と高速低消費電力性とを向上する上で学習論的アプローチが有効であること、および、VLSI(Very Large Scale Integrantion)技術が活用できることについて、多様な側面から研究した。得られた成果は次の通りである。 1.VLSI技術を活用したネットワークの安全性向上 高速速高精度のネットワーク型侵入検知システムを実現するため検知処理を多段化し、高速度を求められるステップにVLSIを、高精度を求められるステップにはソフトウェアを用いる手法を提案し、効果を確かめた。 2.学習論的アプローチによるネットワークの低電力化と資源節約 衝突確率の予測に基づき、無線ネットワークの消費電力を低減した。また、学習論的アプローチにより、インターネットの回線の輻輳を軽減し、ネットワーク資源を節約するとともに、公平性を向上させた。 3.学習論的アプローチを用いたプロセッサの性能向 学習論的アプローチを用いた低コスト高精度分岐予測手法により、ネットワーク構成要素としてのCPUを高速化した。 4.VLSI技術を活用した構成要素の安全性向上 暗号回路のへの電力差分攻撃に対しVLSI実装に適した対策を提案し、実験により効果を確かめた。 5.マルチメディアネットワーク通信の安全性高速性の向上と高品質低消費電力化 認証と改ざん防止のため2次元離散ウェーブレット変換(2D-DWT)の高速低消費電力化を行なった。また、2D-DWTアルゴリズムを改良し、画像のタイル化・復元処理の高速化高品質化を行なった。
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Research Products
(20 results)