2007 Fiscal Year Annual Research Report
組み込みシステムに対するソフト/ハード協調テスト法の開発
Project/Area Number |
18500055
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
高松 雄三 Ehime University, 理工学研究科, 教授 (80039255)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 寛 愛媛大学, 理工学研究科, 准教授 (80226878)
樋上 喜信 愛媛大学, 理工学研究科, 准教授 (40304654)
阿萬 裕久 愛媛大学, 理工学研究科, 講師 (50333513)
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Keywords | 組み込みシステム / ソフトウエア / ハードウエア / ソフト / ハード協調設計 / ソフト / ハード協調テスト / テストケース |
Research Abstract |
本年度は、組み込みシステムのテストに関して下記2点の研究を主に行った。 (1)ハードウエアテストツールを用いたテストケース生成 組み込みシステムに対するテストにおいては、テストケースを自動的に生成することが求められている。自動化によって、テスト項目の漏れの削減、テストパターン数の削減などの効果が期待できる。ここでは,ハードウエアテストツールを利用し、テストケースを自動生成する手法を開発した。まず与えられたフローチャートなどのシステム記述に対して、原因-結果グラフを作成し、これを論理回路に変換することによって、ハードウエアテスト生成ツールの適用を可能とした。実験の結果、手動による場合と比較して、テストパターン数を削減できることを示した。 (2)直行表を用いたソフトウエアテスト法 近年、直交表を用いたソフトウェアテストの効率化が注目されている。直交表には実験対象因子の組合わせを効率的に生成できるという特長があり、この特長を活かしたテスト手法が提案・実践されてきている。ここでは、直交表の概念に基づき、オブジェクト指向ソフトウェアにおけるメソッド呼出しの組合わせをテストケースとして自動生成するためのツール"OTGforJUnit"を試作した。これは、既存の単体テストフレームワークであるJUnitを補強するという位置付けになっている。適用例では、OTGforJUnitを用いることでバグ検出率の向上とテストの効率化が期待できることを示した。
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Research Products
(2 results)