2006 Fiscal Year Annual Research Report
個人の経験と思考に基づくユーザ主導型スポーツコンテンツの生成法
Project/Area Number |
18500068
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
長谷山 美紀 北海道大学, 大学院情報科学研究科, 教授 (00218463)
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Keywords | サッカー映像 / 映像の意味理解 / アクティブネット / レベルセット / 選手抽出 / パスコース抽出 |
Research Abstract |
我々を取り巻く社会は、今までの物質的価値を重視する社会から、生活の質を重視し自己実現を求める社会へと変化している。このような社会変化を反映して、ディジタルコンテンツに関する現状は、高いリアリティの3Dグラフィクスなどを提供するものだけでなく、エクサテイメントなど新しいゲームコンテンツの分野を創出した。しかしながら、これらゲームにおいても、製作者による既成のコンテンツがユーザに提供されており、個人が好むコンテンツを自動生成する技術が確立するまでの道のりは依然として遠く、更なる研究が必要である。そこで、申請者はその初めのステップとしてサッカー映像に焦点を絞り、個人が自由に選択した映像ソース(コンテンツ作成の際の参照映像をさす)から、個人の経験と志向に基づくコンテンツを自動生成する「ユーザ主導型コンテンツ生成手法」の研究構想に至った。本研究の実施は、放送コンテンツの単なる提供者とは異なり、さらに、現状の既成ゲームとも異なる個人の思考に合った娯楽型コンテンツの自動生成システム実現の基礎を築くものである。このような研究目的の下に、本年度は次の研究を行った。 【研究実績1】個人により録画されたTVサッカー映像から試合内容を抽出可能な分析モデルを実現した。 実現手法の概要 画像中の物体抽出手法として知られるアクティブネットを用いて、サッカー映像からパスコースを推定する手法を実現した。 【研究実績2】試合内容の分析モデル構築のために必要なデータとして選手位置を抽出する手法を実現した。 実現手法の概要 試合内容の分析には、撮影され選手の位置を高精度に抽出する必要があり、それを動画像を3次元データとしてとらえ、レベルセット法を適用することで高精度化を実現した。
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Research Products
(27 results)