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2006 Fiscal Year Annual Research Report

等高線地形図を用いた高分解能DEM自動作成システムの開発とその実用化

Research Project

Project/Area Number 18500070
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionIwate University

Principal Investigator

渡邊 孝志  岩手大学, 工学部, 教授 (50133905)

Keywords数値標高モデル / DEM / 地形図 / 等高線 / 補間 / 画像処理 / GIS
Research Abstract

本年度は,既開発の基本システムをベースとして,地形図から高分解能DEMを自動作成するための実用化システムの開発を目指して,以下の4項目に重点を置いて研究を進めた。
(1)多数の適用実験を踏まえて,基本システムの各種処理アルゴリズムの性能改善を行う。
(2)作成した小規模DEMを張り合わせて,1つの統合DEMにまとめる技法の開発を行う。
(3)DEMから各種地形特徴を効率的に抽出するための基本処理アルゴリズムの開発を行う。
(4)システムとしての統合化を行い,ユーザ・フレンドリーなトータルシステムとしての実現を図る。
まず(1)については,基本システムを多数の地形図に適用して問題点を洗い出した結果,生成DEM表面に残存する不自然な段差,瘤,凹みなどを解消する整形後処理法の改善が必要となっており,具体的に2つの処理手法(拡張型Grimson正則化法,選択的平滑化法)の改良を行い,良好な実験結果を得た。続けて,各種の適用実験を多角的に実施しながら,実用化システムを実現するための各種処理アルゴリズムの性能改善を行う予定である。
次に(2)については,市販の地形図では図面の境界同士で若干のずれを発生しており,その対策が小規模DEMを張り合わせて統合DEMにまとめる上での検討課題となっている。そこで,境界部分において両者をDEM上でモーフィング的に融合する手法を検討しているが,システムとしての実現化作業はまだ未着手である。
また(3)については,地形の斜度と方位,流域部,尾根部,谷部などをDEMから正確に決定することが必要となっているが,これら地形特徴を効率的に抽出する処理アルゴリズムの検討を継続して実施中である。
(4)については,グラフィック・ユーザ・インターフェイス(GUI)を駆使したユーザ・フレンドリーな処理システムとしての実現化作業を継続中である。また,既存の地理情報システムとのインターフェイスをはじめとする各種ユーティリティ機能を充実する作業も継続中である。

  • Research Products

    (4 results)

All 2006

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] 輪郭線画像からの接線情報抽出法に対する精度検証2006

    • Author(s)
      松村豊
    • Journal Title

      平成18年度電気関係学会東北支部連合大会

      Pages: 183

  • [Journal Article] 隆線フィルタと方向角補間を用いた劣化指紋画像の整形処理2006

    • Author(s)
      及川基
    • Journal Title

      平成18年度電気関係学会東北支部連合大会

      Pages: 187

  • [Journal Article] ウェーブレット変換を用いた効果的な輪郭線抽出法の検討2006

    • Author(s)
      久保孝之
    • Journal Title

      平成18年度電気関係学会東北支部連合大会

      Pages: 179

  • [Journal Article] ウェーブレット変換を用いた局所的変形にも対処可能な輪郭線図形マッチング2006

    • Author(s)
      畠崇
    • Journal Title

      平成18年度電気関係学会東北支部連合大会

      Pages: 178

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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