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2006 Fiscal Year Annual Research Report

大規模表形式データの情報可視化

Research Project

Project/Area Number 18500074
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

伊藤 貴之  お茶の水女子大学, 理学部, 助教授 (80401595)

Keywords階層型データ / 表形式データ / 情報可視化 / 平安京ビュー / アンケート / 遺伝子 / マイクロアレイ / クラスタリング
Research Abstract

大規模表形式データを可視化する新しい手法として、研究代表者が既に報告している大規模階層型データ可視化手法「平安京ビュー」を用いる手法について研究を進めた。まず表形式データにクラスタリングを適用して階層型データを生成し、これを「平安京ビュー」で可視化できることを確認した。この確認結果を踏まえて、本年度は2つの適用事例について検討し、学会にて合計4件を報告した。
まず1つめの適用事例として、アンケート集計結果をまとめた表形式データを可視化した。この適用事例では、アンケートの回答者と選択肢を行および列とする表形式データを作成した。そして行をクラスタリングした結果、および列をクラスタリングした結果を、それぞれ階層型データに変換し、「平安京ビュー」を2個同時に起動して表示する手法を開発した。この2個の「平安京ビュー」を連動操作するインタフェースを開発することで、アンケート結果から興味深い傾向を抽出できることを実証した。研究代表者らは100人以上の大学生を対象として、就職活動に関するアンケート回答を収集し、その結果から大学生の就職活動への意識にっいて、可視化結果からいくつかの興味深い傾向を発見することができた。研究代表者らは本適用事例を「左京と右京」と命名し、オーストラリアで開催された国際会議を含む3件の研究発表を行った。
続いて2つめの適用事例として、遺伝子の実験結果として得られる表形式データを可視化した。この適用事例では、マイクロアレイと呼ばれる遺伝子の実験観察器具を用いて、数千種類の遺伝子群に数種類の実験を施した結果として得られる発現率情報を対象とした。研究代表者らは、インターネットに公開されている酵母の発現率を表形式データとして保存し、ここに記録された2000個程度の遺伝子にクラスタリングを施すことで階層型データを生成した。この階層型データを「平安京ビュー」で可視化すると同時に、同一クラスタに属さないながらも相関性の高い遺伝子ペアを線分で表示する、という新しい機能を付加した。この新しい機能によって、多数の遺伝子間、および遺伝子クラスタ間に絡む複雑な相関性を可視化できた。研究代表者らは本適用事例について1件の研究発表を行った。

  • Research Products

    (4 results)

All 2007 2006

All Journal Article (4 results)

  • [Journal Article] Sakyo & Ukyo : Visualization of Clustered Matrix Data Applying Dual Hierarchical Data Visualization Technique2007

    • Author(s)
      橘春帆
    • Journal Title

      Asia Pacific Symposium on Visualization 2007

  • [Journal Article] 左京と右京 : 2つの平安京ビューによるマトリクス型データの可視化2007

    • Author(s)
      橘春帆
    • Journal Title

      動向情報の要約と可視化に関するワークショップ第二回成果進捗報告会

      Pages: 65-68

  • [Journal Article] 「平安京ビュー」を用いた階層型遺伝子ネットワークの可視化2006

    • Author(s)
      西山慧子
    • Journal Title

      第22回NICOGRAPH論文コンテスト

  • [Journal Article] 左京と右京 : 大規模表形式データの可視化の一手法2006

    • Author(s)
      橘春帆
    • Journal Title

      情報処理学会のデータベースとWeb情報システムに関するシンポジウム(DBWeb2006)

      Pages: 127-134

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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