2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18500074
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
伊藤 貴之 Ochanomizu University, 大学院・人間文化創成科学研究科, 准教授 (80401595)
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Keywords | 階層型データ / 表形式データ / 情報可視化 / 平安京ビュー / 新聞記事データベース / 遺伝子 / 画像データベース / クラスタリング |
Research Abstract |
大規模表形式データを可視化する新しい手法として、研究代表者が既に報告している大規模階層型データ可視化手法「平安京ビュー」を用いる手法について、平成18年度に続いて研究を進めた。平成19年度は以下の研究内容について合計11件の雑誌論文および学会発表を実現した。 まず平成18年度から続けている遺伝子クラスタリング結果の可視化について、ユーザーテストなどを実施して有効性を検証し、その結果を含めて雑誌論文に投稿して採録されたことで、一定の成果をあげることができた。 続いて平成18年度に実施したアンケート結果の可視化と同じ技術を用いて、新聞記事データベースの可視化を試みた。ビジネスに関係ある10年前の3000記事を対象として興味深い流行を発見し、国際会議のポスター講演などの形でその成果を発表した。 さらに新しい研究題材として、大量の画像群、またコンピュータアニメーションのキャラクターデータ群を対象として、それらのクラスタリング結果を可視化する試みを行った。画像やキャラクターデータの分析手法として、近年では特徴ベクトルという概念を導入した事例が多く発表されている。この特徴ベクトルの集合を表形式データとみなして、そのクラスタリング結果の可視化を行うことで、画像やキャラクターデータのデータベースに対する効果的な可視化が実現できる。平成19年度はこれらの成果で合計7回の口頭発表を実施した。
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Research Products
(12 results)