2006 Fiscal Year Annual Research Report
モーションデータに基づく中高齢者のための人体動作教授システム
Project/Area Number |
18500082
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
安田 孝美 名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 教授 (60183977)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横井 茂樹 名古屋大学, 大学院情報科学研究科, 教授 (20115744)
遠藤 守 中京大学, 情報科学部, 講師 (90367657)
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Keywords | グラフィクス / 仮想人体 / e-Learning / 生涯学習 |
Research Abstract |
従来、研究開発を行ってきたモーション・キャプチャ(MC)装置によるクラシック・バレエ舞踊表現、並びにインターネット上での協調型振付支援システムの開発に関する具体的な研究成果を基に、Webを介した太極拳などの中高齢者のための生涯学習に適した運動を教授するための遠隔運動教授システムの基盤機能の開発を行った。また中高齢者にとって、インターネット上での学習に必要なサポート機能についても併せて検討を行った。 (1)XML(eXtensible Markup Language)による太極拳に関わる標準的運動データ構造の定義 太極拳の指導者の動作をMC装置により取得し、データ解析を行うとともに、Web教材として利用可能な形式への変換を行った。 (2)運動学習を支援するための運動解説文「吹き出し」機能の開発 ビデオ教材では理解困難な動作や人体に隠れて見えない部分の動作、さらには細かな関節の動きを理解させるため、運動解説文「吹き出し」機能の開発を行った。 (3)3次元CGによるWeb教材を進化普及させるための機能の開発 本研究で開発している太極拳教材のように、Web上で利用される3次元CGによるインタラクティブ教材がより広く利用されるため、3Dblogを活用した基盤機能の開発を行った。 (4)中高齢者のためのWeb教育システムをサポートするための機能の開発 中高齢者が本研究で開発しているようなWeb教材を実際に活用するためには、さまざまな学習援助機能が必要であり、そのための機能の開発及び仕組みの構築を行った。
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