2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18500083
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
横井 茂樹 Nagoya University, 情報科学研究科, 教授 (20115744)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 孝美 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (60183977)
遠藤 守 中京大学, 情報理工学部, 准教授 (90367657)
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Keywords | シニア / コミュニティ / 地域コミュニティ / リモートサポート / パソコン学習 |
Research Abstract |
シニアのためのコミュニティソフエアの研究を行った。 具体的には、以下の内容について開発を行った。 1.シニアがWEBコミュニティ利用をサポートするためのリモートサポートシステムの研究 シニアの初心者ユーザはソフトウエアの学習において、しばじば操作方法を忘れて利用できなくなることがある。これを防ぐために、シニアの操作を遠隔からサポートすることが有効である。本研究では、リモートコントロールのためのソフトウエアとシニアユーザのためのソフトを組み合わせ、さらに音声コミュニケーションのためのソフトウエアを組み合わせて効果的なリモートサポートのシステムについて研究を行った。 ITボランティアメンバーによる利用実験を通して、システムの有用性を確かめた。 2.シニアのグループ活動を支援するコミュニティシステムの開発 シニアのグループ活動を支援し、円滑なグループ活動を支援するためのWEBコミュニティソフトを設計・試作した。これは、通常のコミュニティ支援システムに比べ機能を絞って簡単に使えるものであり、初心者のシニアユーザでも容易に利用可能なシステム設計を行った。 このコミュニティソフトを使うためのオンライン教材も開発して、シニアグループはネットワークを通じ、どこでもこのコミュニティソフトの利用法を学習し使いこなすことが可能である。実際にいくつかのグループ活動に利用した実験では非常に使いやすいコミュニティソフトであるとの評価を得た。 3.シニア初心者のためのパソコン学習支援ツールの開発 すでに開発しているパソコン初心者のためのメール・インターネット利用ソフト「eなもくん」の汎用化のためのシステム設計を行った。このソフトの開発により名古屋市に限定していた利用者を全国に広げることが可能になるとともに、シニア初心者にとって障壁となっていた本入認証のプロセスを簡略化した。またキーボード操作を学習するための支援シールを開発し、キーボード学習を容易にした。
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