2006 Fiscal Year Annual Research Report
複合組織内共有データの一覧性と検索性を向上させるブラウジング指向ポータルの実現
Project/Area Number |
18500089
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
中島 誠 大分大学, 工学部, 助教授 (00253774)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 哲郎 大分大学, 工学部, 教授 (30029558)
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Keywords | 情報統合・共有 / ディレクトリ構造 / ブラウジング指向検索 / 情報可視化 / ポータル |
Research Abstract |
自治体や大学など異なる業務部門の集まる複合組織内の共有データを統合し,ディレクトリ構造の性質を利用したデータの一覧性と検索性の強化を両立した新しいタイプのポータルの実現を目指している.今年度は, 1.ネットワークに繋がった計算機上の共有データの収集とそのキーワード抽出法に関する検討を行なった.また, 2.適合可能性示唆機構を組み込んだブラウジング用ナビゲータのプロトタイプ構築について,そのデザインを行なった. 1については,購入した演算サーバ上で,大学等からの情報発信支援のための学術機関リポジトリ構築ソフトウェアの利用を通じて,共有データの収集方法の検討を行なった.また,適合可能性示唆には,ブラウジング過程で適合(および不適合)と判断されたデータと未参照データとの関連性を測る必要がある.そのためのキーワードの準備に関して,データの中およびディレクトリ構造上でのパス名からの抽出法に加えて,データ作成者や利用者によるキーワード付加を容易に実現する方法について,ネットワーク上の複数ユーザによる画像への注釈付加支援方法を参考に定式化を行なった.2については,ユーザとの容易なインタラクションを可能にすることに主眼をおいて,ディレクトリとデータを探しやすいブラウザについて,電子図書館用のブラウザの試作を通じてデザインの検討を行なった. 今後は,これまでの検討内容を踏まえ,ナビゲータプロトタイプの構築を行う.その際,(1)ディレクトリやデータの階層関係を容易に捉えられ,(2)ブラウジング過程で適合可能性の高いデータの示唆をユーザが容易に理解できるようにすることに主眼をおく.また,ポータルの実現を行ない,プロトタイプについての評価・分析を行った上で成果を発表する.
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