2007 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットにおける発信情報の意図理解システムに関する研究
Project/Area Number |
18500106
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
津田 和彦 University of Tsukuba, 大学院・ビジネス科学研究科, 教授 (50302378)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 正和 島根大学, 総合理工学部, 准教授 (20403446)
吉田 健一 筑波大学, 大学院・ビジネス科学研究科, 教授 (40344858)
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Keywords | 自然言語処理 / 書込み情報 / 意図理解 / 発信情報 |
Research Abstract |
近年のWEB技術の進展によりインターネットの普及は著しい.最近の急速なインフラ整備に伴い,ブロードバンドを利用した常時接続環境を全国民が利用する時代は近未来に迫っている.また,既に国民の1人が1台を有するほど普及した携帯電話は,その大半がインターネット接続機能を有しており,本来の機能である電話での会話より,インターネット上に展開されているサービスのほうが頻繁に利用されている. このようにインターネットが普及すると共に,インターネットは,利用者にとっては情報授受するためのシステムという利用法から,情報を発信するシステムへと移行しつつある.このような背景の中,インターネットにおける利用者の書き込み情報は,爆発的に増加している.そのため,もはや人間の目で追うことは困難な状況にある.そこで,本研究では,インターネットにおける利用者の書き込み情報における意図理解を行うシステムを構築するための基盤となる技術の研究を行った.インターネットにおける利用者の書き込み情報には,制御しなければならない情報や,有益な情報が混在しており,これらの情報を効率的かつ効果的に抽出することの社会的意義は非常に高いもめである. これらの目的を実現するため,その基盤技術から応用技術まで,研究内容は広範囲に及んだ.具体的には,下記の4項目の研究分野において研究成果を出すことができた.(1)発信情報の意図理解を行うため,日本語では最も重要となる文の語尾に関する解析手法,(2)アナリストレポートやヘッドラインニュースにおける記述文章の意図理解を行い,株価動向予測への応用,(3)自動アンケート収集システムにより,情報システムにおけるサービス価値の分析研究,(4)インターネット上から効率的に情報収集を行うためのネットワーク上の情報伝播技術.
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Research Products
(3 results)