2006 Fiscal Year Annual Research Report
標的蛋白質を用いたパターン認識による癌診断システムの開発
Project/Area Number |
18500132
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
浜本 義彦 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90198820)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平林 晃 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (50272688)
内村 俊二 山口大学, 大学院医学系研究科, 助手 (50203550)
中村 和行 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (90107748)
蔵満 保宏 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教授 (50281811)
飯塚 徳男 山口大学, 医学部, 助手 (80332807)
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Keywords | パターン認識 / 癌 / プロテオーム / 診断 |
Research Abstract |
中村、蔵満、飯塚から提供された肝臓癌の癌部と非癌部の対となるゲル画像8枚を用いて、浜本、内村、平林でスポット検出のアルゴリズムを検討した。 まず、微量なスポットを検出するため、ゲル画像に前処理を施すことを検討した。ノイズ除去などの平滑化処理、コンストラスト(濃度)補正処理、鮮鋭化処理など様々な処理を組み合わせてスポット検出に有効な前処理を網羅的に検討した。その結果、動的しきい値法を経てヒストグラム平滑化処理が有効であることが判明した。 続いて、微量なスポットを検出するため、ガウス型テンプレートを用いたスポット検出法を検討し、目視で確認できるスポットをほぼ検出することができた。 最後に、特異的スポット検出法を検討した。対象となるスポットを点集合と見なし、文字認識で用いられる局所アフィン変換によるゲル画像間のスポット対応付けを行い、特異的スポット検出を試みた。8枚のゲル画像を16分割し、計128枚のゲル画像を実験に用いた。その結果、目視での正解に対し主要な特異的スポットを検出することができ、特異的スポット検出の見通しを得た。
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