2006 Fiscal Year Annual Research Report
居住空間内物体・人物統合認識に基づく親和的情報空間の高度化
Project/Area Number |
18500137
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
渡邊 睦 鹿児島大学, 工学部, 教授 (50325768)
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Keywords | 分散協調視覚認識 / 動画像処理 / 3次元画像処理 / ロボットビジョン / 物体認識 / マンマシン・インタフェース / 自律移動ロボット / 状況認識 |
Research Abstract |
オフィスや個室などの居住空間に設置した複数台のPC・民生用ビデオカメラに実装した画像状況理解モジュールの協調,および人物の動作(特に環境に存在する物体との干渉)に着目することによる人物・環境の状態認識,という新たな2つの視点を導入することにより,少子化・高齢化・自動化の進む21世紀社会において不可欠となる高度なマンマシンコミュニケーションを実現するための親和的情報空間プロトタイプ実現を行なうために,平成18年度は,以下の2つの基盤的な研究を並行して進め,画像入力用ビデオ・カメラシステム,並列分散画像認識用計算機(PC)システム上に実装を行った. (1)複合的なモデル照合を行うことによる,居住空間内物体認識技術の開発 従来から親和的情報空間構築のための基礎技術として開発してきた基盤の上に立ち,観測用カメラ映像から求めた形状情報・画像明度情報に対して,個々の物体の形状モデルおよび物体間の関係性モデルを複合的に照合することによる物体認識を行うことにより,居住空間に存在する物体の種別・位置・姿勢情報を自動認識する技術を開発した. この技術をVC++によるプログラムとして実装し,情報工学科実験室3内におけるPC,モニタ,机などが複数存在するシーンにて検証実験を行い,有効性を確認した. (2)シーンに出現する移動物体の長時間追跡・特徴解析による,統合的個人識別技術の開発従来から親和的情報空間構築のための基礎技術として開発してきた基盤要素技術の上に立ち,シーン中に出現する複数の人物を長時間追跡しつつ個人識別に必要な特徴の並列的抽出を行い,統合認識を行うことにより,肉体的・心理的負担の無い状況で個人識別を行う技術を開発した. この技術をVC++によるプログラムとして実装し,情報工学科実験室3,71号講義室など,複数の人物が出入りするシーンにて検証実験を行い,有効性を確認した.
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Research Products
(8 results)