2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18500150
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
佐治 斉 Shizuoka University, 創造科学技術大学院, 教授 (10283334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 勇剛 創造科学技術大学院, 准教授 (00333500)
伊東 幸宏 創造科学技術大学院, 教授 (20193526)
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Keywords | 画像認識 / 知能機械 / 知能ロボティックス |
Research Abstract |
本研究は,環境変動に頑健な手法により,人間の顔表情の変化をもとに意識を解析するシステム構築を目標とするものである。本年度は,18年度に考案、試作された計測システムの精度を上げるために,照明変動下での口領域抽出手法について検討し,試作プログラムを構築し実験を行った。また,これまでの成果を踏まえたシステムの改善と応用システムの設計を中心に研究を進めた。 (1)照明変動下での口領域追跡手法の検討:画像処理手法を駆使し,照明強度の変動下において安定して口領域の動きが抽出できる手法を検討し,計算機上で処理プログラムを作成した。 (2)実験及び検証:多数の被験者に対し口を動作させ,さらにその被験者に対して強度を変化させながら光を照射した画像をビデオカメラで撮影し,その画像を作成したプログラムを用いて解析し,口領域の動きを追跡する実験を行った。照明を400Luxから1400Luxに変動させた状況下で,被験者に"あ""い""う""え""お"を発声させた状況での画像を用いたが,口領域の動きに追従し安定した追跡を実現できたことが目視で確認された。 (3)システムの改善と応用システムの設計:実環境での利用を踏まえ,照明の強度だけでなく位置、角度も変化する中でも安定した結果が得られるようシステムの改善方法を検討した。また,これまでの検討をもとに,意識解析の結果を出力する応用システムの構築に向けた要求仕様について検討した。なお,本研究で提案した手法や試作システムに関して得られた知見、成果は,国際会議,研究会において発表し,様々な参考意見をいただいた。
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