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2008 Fiscal Year Annual Research Report

古典的な極値データ解析法の改良

Research Project

Project/Area Number 18500213
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

高橋 倫也  Kobe University, 海事科学研究科, 教授 (80030047)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北野 利一  名古屋工業大学, 工学研究科, 准教授 (00284307)
Keywords一般極値分布 / 年最大日降水量 / 再現レベル / 再現期間 / 多変量極値分布
Research Abstract

日本全国約50観測所の年最大日降水量のデータのトレンドを調べた.このために、一般極値分布の場合の局所尤度スムージングのプログラムを作成し、データの解析を行った.各データごとに一般極値分布の位置、尺
度、形状の3パラメータの推定値を描かせ、それらの値の年による変化を調べた.一方、一般極値分布の3つのパラメータに構造を入れたモデルを考え、データに適合して解析した.次に、AIC最小モデルを選択する事を考えた.このAIC最小のモデルは、多くの場合にスムージング結果と整合性があった.小数ではあるが変動の激しいスムージング結果があり、パラメトリックモデルが適合できそうにないデータもあった.また、極値データの場合に通常の回帰でトレンドを調べる方法の漸近相対効率を求わた.
極値データ解析で、信頼できる再現レベルの推定のために必要なデータ数を決める経験度を定義した.これは回帰分析におけるテコ比に相当する量である.この経験度の理論的な性質を明らかにし、波高等の実データへの適用を行いその有用性を示した.また、関連して、再現期間プロットを考え、年最大日降水量データに適用しその有用性を示した.
単純多変量指数分布は、多変量極値分布の特別な場合になる.2変量の場合に、その分布の基本的な性質、シミュレーション法、パラメータの推定法等について調べた.推定法の精度をシミュレーション実験で明らかに
した.また、年最大潮位データの解析を行ないその有用性を示した.

  • Research Products

    (4 results)

All 2009 2008

All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 2 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 最大データのトレント2009

    • Author(s)
      高橋 倫也
    • Journal Title

      統計数理研究所共同研究リポート 224

      Pages: 19-33

  • [Journal Article] 確率波高に対する推定の可否を決定づける新たな指標の提案2008

    • Author(s)
      北野 利一
    • Journal Title

      海岸工学論文集 55

      Pages: 141-145

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 極値理論, 信頼性, リスク管理2008

    • Author(s)
      渋谷 政昭
    • Journal Title

      21世紀の統計科学II

      Pages: 89-124

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] A semiparametric model for bivariate exponential distributions2008

    • Author(s)
      高橋倫也
    • Organizer
      統計関連学会連合大会
    • Place of Presentation
      慶應義塾大学
    • Year and Date
      2008-09-10

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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