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2006 Fiscal Year Annual Research Report

マウスの行動を指標とした高次脳機能異常(認知症・鬱)の病態解明

Research Project

Project/Area Number 18500242
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

谷口 泰造  神戸大学, バイオシグナル研究センター, 講師 (70346253)

Keywords疾患モデル / 行動学 / 脳・神経 / 内科
Research Abstract

18年度実験実施計画に基づき下記の検討を行った。
1:認知症モデルマウス(SJLB)海馬の発現蛋白プロファイリング
行動学的に異常が認められ始める6ヵ月齢の認知症モデルマウス(SJLB)の海馬の蛋白を2次元電気泳動で展開し、発現蛋白プロファイリングを同月齢のコントロールマウス(non-Tg)と比較した。発現パターンに差があるスポットを切り出し、Mass spectrometryにて蛋白を同定した。同定された蛋白の内、クラスリン、エノラーゼ、チュブリン等についてはそれらのmRNA発現量を定量的RT-PCR法で比較した。クラスリンについては、蛋白、mRNAともにSJLBで低下していることが確認された。本結果については、第80回日本薬理学会年会で発表した。
2:塩酸ドネペジル投与による発現蛋白プロファイリングの変化
SJLBの発現蛋白プロファイリングを塩酸ドネペジル投与の有無で比較したところ、いくつかの蛋白について差があることを見出した。現在、これら蛋白が何であるかをMass spectrometryにて同定することに取り組んでいる。
3:SJLBの電気生理学的検討
SJLBのin vivo LTPを海馬で記録し、コントロールマウスと比較した。SJLBの海馬LTPは年齢と共に低下すること、その低下はGABA-A受容体の阻害剤であるビククリン投与にて改善することから、SJLBにおけるLTPの低下にGABA系神経が関与する可能性があることが見出された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 認知症(痴呆)モデルマウスSJLB開発のエピソード2006

    • Author(s)
      谷口 泰造
    • Journal Title

      LABIO 21 26

      Pages: 25-29

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2021-05-31  

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