2007 Fiscal Year Annual Research Report
ラット第8番染色体上のD8G0T128近傍にある腎炎発症感受性遺伝子の同定
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18500331
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
森田 博之 Showa University, 医学部, 講師 (00311994)
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Keywords | 腎炎 / 疾患感受性遺伝子 / SNP / 細胞外基質タンパク / コンドロイチン硫酸 / プロテオグリカン |
Research Abstract |
BUF/Mnaラット第8番染色体の81.5–86.7Mb領域には、我々が同足したFSGS発症感受性遺伝子Arp3(cfラット第13番染色体上にある)とは全く異なる新たなるFSGS発症感受性遺伝子が:存在する可能性が高い。この可能性は、[(BUF/MnaxWKY/NCrj)FIxBUF/Mna]退交配ラットを用 BUF/Mnaラット第8番染色体の81.5–86.7Mb領域には、我々が同足したFSGS発症感受性遺伝子Arp3(cfラット第13番染色体上にある)とは全く異なる新たなるFSGS発症感受性遺伝子が:存在する可能性が高い。この可能性は、[(BUF/MnaxWKY/NCrj)FIxBUF/Mna]退交配ラットを用いたQTL解析によりさらに支持された。そこで今回我々は、ラット第8番染色体のこの領域に存在する遺伝子30個について、BUF/MnaラットとWKY/NCrjラットのcoding sequenceの塩基配列を比較した。我々は、Interphotoreceptor matrix proteoglycan1(Impg1)のみ、上記2系統近交系ラット間でアミノ酸配列に差異を及ぼす塩基配列の差を見出した。(Codingsequence全体の塩基配列を比較した結果、Impg1には2系統ラット間でアミノ酸配列の差異を及ぼす変異の他に、アミノ酸配列には差異を及ぼさない変異が複数個認められた。)Impg1の遺伝子産物に対するpolyclonal抗体を合成DNA法を用いて作成した。大腸菌にImpg1の遺伝子(全長の50%程度)を導入することによってタンパクレベルで十分量の遺伝子産物を発現させ、家兎に免疫しそこから精製した。Westernblotで特異性を証明出来た。
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Research Products
(3 results)