2007 Fiscal Year Annual Research Report
近赤外散乱光による3次元的粘膜下組織診断の内視鏡への応用
Project/Area Number |
18500387
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Research Institution | Osaka Electro-Communication University |
Principal Investigator |
長倉 俊明 Osaka Electro-Communication University, 医療福祉工学部, 教授 (40288577)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新川 拓也 大阪電気通信大学, 医療福祉工学部, 准教授 (50340641)
石原 謙 愛媛大学, 医学部, 教授 (20304610)
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Keywords | 3次元計測 / 内視鏡画像 / 近赤外光 / 粘膜組織 |
Research Abstract |
これまでに連続する経時的な2次元内視鏡画像から3次元計測を可能としてきたが、さらにビデオレート撮影による動画からも同様の処理が可能にする。これは内視鏡動画像をDVフォーマットで記録し、フレームレート30で経時的動画像が記録されているので時間的に隣接する視差を有する画像間で解析することで可能となった。また自動的に対応点を検索する方法についても最適化を行った。これまでは静止画として要手的な前処理後に画像処理を行っていたが、アルゴリズムの開発で動画像から直接3次元計測を最適化した。 そして形状計測は可能になったので、高画質CCDを内蔵するデジタルカメラで、白色光による照明下で連続的に透過波長を変化させるフィルターによって800nm〜1200nmの波長毎の画像を記録する。さらに同一の波長を持つLED光源により、同様の撮影を行い色情報による診断方法について両者を比較しながら検討する。また生体細胞診への検討も行うために、顕微鏡画像についてもデータ蓄積を行い、複数の施設でデータを共有できるようにした。そして、この画像には照明は波長依存性があることを確認し、さらに最適な波長が複数の帯域にあることも確認した。 この2つの検討により内視鏡的粘膜下組織の診断を可能にする方法を確立させる。さらに3次元化には複数の画像から立体画像を作製するので、画像取得方法を確立させる。この方法に最適化した光源と内視鏡への実装を大阪医療センターと愛媛大学と共同で行う。
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