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2006 Fiscal Year Annual Research Report

動的立位バランス機能が時間帯により変動する原因の解明を高齢者の転倒予防に導く研究

Research Project

Project/Area Number 18500408
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

新小田 幸一  広島大学, 大学院・保健学研究科, 教授 (70335644)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 敏泰  岡山理科大学, 工学部, 教授 (20412158)
蜂須賀 研二  産業医科大学, 医学部, 教授 (00129602)
金村 尚彦  広島大学, 大学院・保健学研究科, 助手 (20379895)
Keywords高齢者 / 転倒 / 時間帯 / バランス
Research Abstract

本年度は研究協力者の身体障害者療養施設の利用者を被験者として、実験中の安全性を確保しながら、時間帯による動的立位バランス機能の変動を計測するシステムの構築と実験プロトコルの作成を中心に、予備的実験をとおして研究を行った。
1.倫理と実験中の被験者の安全性確保について
研究代表者の所属機関の倫理審査委員会から本研究の目的、趣旨、実験方法等について承認を得た。
実験中は、検者が被験者の近傍に待機するとともに、長さ調節式ストラップの付いた特注の被験者の胸腹部を包むベルトを揺動装置のバーと梁に懸けることにより、実験中に被験者が実際の転倒に至らないようすることが可能で、しかもこのことによって逆にデータに影響を与える可能性のある過剰な拘束を起こさないことを確認した。
2.外乱刺激に対する重心の挙動について
2台のCCDカメラと専用ソフトウェアにより、外乱応答時の重心の挙動を捉えられるように、適切なセッティング法(カメラの距離と角度、ライティングの照度を含む)を確認し、解析を行った。
3.筋活動について
筋電計による下肢筋の筋活動は、中殿筋のデータが採取困難な例があったが、他の筋は概ね採取可能であった。
4.各種臨床検査について
Timed Up and Goテスト、関節可動域、下肢筋力等を評価した。
5.実験プロトコルについて
揺動装置による床面揺動を前後方向への移動および左右への傾斜によって与え、74〜84歳の高齢被験者でも安全性を確保できる範囲でのデータ収集が可能であった。
このような結果を踏まえ、2年目の来年度は筋電データのより詳細な解析と分析、臨床データと関係の調査を進めたい。

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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