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2007 Fiscal Year Annual Research Report

グリーン・ツーリズム学習における知の形態と生きる力-高知県四万十川流域を事例に-

Research Project

Project/Area Number 18500466
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

西村 秀樹  Kyushu University, 健康科学センター, 教授 (90180645)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 米谷 正造  川崎医療福祉大学, 健康体育学科, 教授 (00220765)
清原 泰原  高知女子大学, 文化学部, 教授 (00225096)
大隈 節子  三重大学, 教育学部, 講師 (50425237)
Keywordsグリーン・ツーリズム / 体験学習 / ワーキングホリデー / 課題解決 / フィールド学習 / 中山間地域
Research Abstract

本年度においては、長野県飯田市のワーキングホリデー事務局への訪問による農業における知の形態についての聞き取り調査、高知県四万十市の「四万十楽舎」「四万十ドラマ」のおこなう体験学習事業についての聞き取り調査・資料蒐集、四万十市における体験学習「フィールド実習」(高知女子大学文化学部の専門教育科目)の実施に伴ってのアンケート調査、この三つが研究活動内容である。
ワーキングホリデー飯田では、地元の農家が職業としての農業に関心のある人を受け入れ、寝食をともにしながら農業を体験してもらうという事業を展開し、グリーン・ツーリズムの全国的なモデルとなっている。そこでの「農業体験プログラム」についての聞き取り調査をおこなっている。
高知県四万十市の「四万十楽舎」「四万十ドラマ」がこれまで展開してきた体験学習事業-こうち体験ツーリズム大学、各種自然体験教室、ツーリズム指導者講習会、各種「自然の学校」、「トラスト」(しいたけやくりの原木のオーナーを募集し、地元生産者が協力して栽培する制度)など-における「知」の内容を調査し、その体系化を試みた。
高知県四万十市西土佐地区にある棚田で、高知女子大学文化学部の専門教育科目「フィールド実習」を実施した。その実習では、グリーン・ツーリズム学習として、田植えから稲刈りまで、稲作の一連の作業を体験させるとともに、集落でのアンケート調査を実施させている。実習を通じて学生たちは、当地の暮らしと地域文化を体験的に理解し、中山間地域の有する魅力とともに、その地域が抱える課題に気づくことになっている。アンケートを見ると、学生たちには、自らのライフスタイルを見直し、あるいは自分と社会との関わりについて観察することによって、課題解決へと向かう姿勢がうかがえた。体験活動を中核としたグリーン・ツーリズム学習は、多くの可能性を有していることが十分に予想される。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 四万十川流域におけるグリーン・ツーリズム学習の可能性・「フィールド学習III」における学習成果から2008

    • Author(s)
      清原 泰治・西村 秀樹・米谷 正造
    • Journal Title

      高知女子大学文化論叢 第9号

      Pages: 53-62

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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