2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18500469
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Research Institution | Hokusei Gakuen University |
Principal Investigator |
蓑内 豊 Hokusei Gakuen University, 文学部, 教授 (50239331)
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Keywords | 自己概念 / 身体 / 自己概念 / 変化 / 野外教育 / 通学合宿 |
Research Abstract |
小学生を対象とした通学合宿を2008年6月22日(日)〜28日(土)の6泊7日の日程にて行った。対象は小学3年生〜6年生までの24名であった。主な結果として,平均得点の変化をみると,身体的自己概念の「運動・スポーツ」の項目を除いて,合宿前と比べて合宿後の得点が向上していた。ただ,変化の程度は大きなものではなかった。個別に見ると,大きく向上している者がいれば,低下している者もあり一様に変化しているわけではないことが伺えた。 前年度に引き続き,初めて長期キャンプの指導スタッフとして活動を行った大学生1名(女性)を対象として,自尊感情,および,身体的自己概念を測定し,キャンプ前・中・後でどのようにこれらが変化をするのかについてとらえた。結果としては,キャンプ期間中は一時的に自己概念が低下することがあるが,達成感や自分の成長の自覚を経験することでその後の自己概念,自尊感情の上昇につながることが予測された。 また,キャンプ指導を経験した大学生30名を対象として,身体的自己概念,自尊感情の変化をとらえた。全体としては,疲労感,運動の尺度は低下したが,それ以外では向上がみられた。詳細な分析については今後行う。
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