• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2008 Fiscal Year Annual Research Report

健康・スポーツ系NPO法人と地方自治体の協働による新しい公共サービス分野の創造

Research Project

Project/Area Number 18500478
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

水上 博司  Nihon University, 文理学部, 教授 (90242924)

Keywords地域認識 / 地域スポーツ / 「病い体験」 / 身体文化
Research Abstract

本研究課題では、スポーツにおける新しい公共サービス分野を創造していくための、基本的な視点となるスポーツからみた地域性を見定めることにした。とりわけ、地域スポーツ行事の身体性に着目し、スポーツの公共性を論じていくための「地域」認識の視点を明察することを目的とした。本年度は、中山間地域の町民運動会の終止の事実に着目し、それが身体の負傷者の増加によることから考察を進めていくことにした。つまり、終止の引き金となった患った身体を起点にしながら、その身体から発せられるさまざまなメディア情報から、地域認識の視点を探っていくという手法である。
つまり、病者の身体がもつメディア情報が、さまざまな地域社会的コミュニケーションをつくりだし、そのコミュニケーションが地方行政体とスポーツ公益法人の協働性を生成するという可能性に言及した。それは患った身体の苦痛体験が、個別性の高い社会的事実として存在するのではなく、普遍性をもった身体メディアとして社会を作動する情報をもつことを言明している。こうしたコミュニケーションが、地域内部の共同体と地方行政体の協働事業化の萌芽となっていく可能性を論じ、その上で、各々の地域に適した協働性を考察することができた。
本研究課題では、いまだ十分な成果が得られていないが、引き続き、筆者は本研究において収集した資料等を活用して、スポーツの公的組織と地方行政体の望ましい協働のあり方を明察していきたい。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] 「病い体験」メディアとしての身体文化2008

    • Author(s)
      水上博司
    • Journal Title

      社会学論叢 163号

      Pages: 35-52

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi