2008 Fiscal Year Annual Research Report
総合型地域スポーツクラブにおけるボランティアの確保と活用
Project/Area Number |
18500489
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
新出 昌明 Tokai University, 体育学部, 准教授 (70266360)
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Keywords | ボランティア / 総合型地域スポーツクラブ / マネジメント |
Research Abstract |
本研究は、総合型地域スポーツクラブにおけるボランティアの確保に向けた工夫や現状と獲得されたボランティアの活用方法の実態や課題を明らかにすることによって、総合型地域スポーツクラブにおけるボランティアの確保と活用に関するマネジメントのあり方について追究することを目的とするものである。 上記目的のうち本年度は、昨年度に実施した調査の集計を完了し、調査対象者(クラブ)に返却する報告書の作成を行った。その後、報告書の印刷を行い、調査対象者である各クラブ代表者(会長)宛に報告書を発送したところである。 調査の集計から導かれた結果の概要は、以下のとおりである。 1.クラブのお手伝いを始める理由は「このクラブを育てていきたい」という利他的な理由に高い平均値がみられ、利己的な内容には低い平均値がみられた。 2.ボランティアの人たちはクラブのメンバーがよく動いていることや育っていることに「励み」を感じて、今後も続けていこうという意欲が生まれてくるように考えられた。 3.クラブから報酬をもらっている人は「お礼のお金」で約3割、「交通費」では1割にも満たない結果であり、約7割の人がボランティア活動としての認識をもっていた。 4.総合型地域スポーツクラブをお手伝いしていることの総合的な満足度は、約7割の人たちにとって満足している状態にあることがわかった。
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