2006 Fiscal Year Annual Research Report
ジュニア期における球技スポーツ選手の効果的指導法に関する基礎的研究
Project/Area Number |
18500500
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
會田 宏 武庫川女子大学, 文学部, 助教授 (90241801)
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Keywords | 球技スポーツ / 一流競技選手 / 動きのコツ |
Research Abstract |
本研究の目的は、状況判断、相手との駆け引き、味方とのあわせといった戦術的な要素が指導場面で強調されることが多い球技スポーツにおいて、一流競技選手の持つ動きのコツ(「どのような感じで動くとできるのか」といった主観的な情報)を、アンケートとインタビューによって調査し、(1)一流競技選手の持つ実践知を知識化すること、(2)ジュニア期における球技選手の効果的な指導に役立つ知見をまとめ、実践現場に提供することである。 平成18年度の研究実績は、以下のとおりである。 1.過去の調査研究の検討 これまでに行った一流競技選手の動きのコツに関するインタビューを現象学的な観点から再検討した。 2.調査用紙の作成 球技に特有の動きのコツを一流競技選手から引き出せるように、また、調査協力者の負担をできるだけ少なくするように、アンケート調査の質問項目を精選した。 3.アンケート調査およびインタビュー調査の実施 オリンピックや世界選手権大会に出場し、国際レベルで活躍した元一流競技選手(調査協力者6名)に対して、アンケート調査およびインタビュー調査を行った。発言内容およびデモンストレーション内容を、ICレコーダーおよびデジタルビデオカメラレコーダーを用いて記録した。 4.調査内容のまとめ インタビュー調査終了後、VTR記録からすべての発言内容を文章におこすとともに、身体を使って表現された動きをイラストにした。調査協力者ごとに、調査内容を、獲得したコツ、コツ獲得のプロセス、コツ獲得前後の変化、ジュニア期の指導への示唆の4つの項目に分類し、まとめた。 5.研究成果の発表 研究実績の一部を、(財)日本ハンドボール協会主催第5回ハンドボールコーチング研究会(2007年3月・東京)において発表した。
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