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2007 Fiscal Year Annual Research Report

運動トレーニングが副交感神経系を介した唾液腺機能に及ぼす影響

Research Project

Project/Area Number 18500516
Research InstitutionKamakura Women's University

Principal Investigator

吉野 陽子  Kamakura Women's University, 家政学部, 講師 (70298248)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山根 明  鶴見大学, 歯学部, 講師 (20166763)
鈴木 正成  早稲田大学, スポーツ科学部, 教授 (90015842)
中川 洋一  鶴見大学, 歯学部, 講師 (90148057)
Keywords唾液分泌 / 運動 / 食餌制限 / 唾液タンパク / カリクレイン活性 / 酸化ストレス / アドレナリン受容体 / 8-OHdG
Research Abstract

本研究では、食餌制限下で運動トレーニングを12週間実施した群(EXP)の唾液腺機能低下の原因を探ることを目的とした。EXP群では、唾液腺重量当たりで換算した総唾液分泌量と、唾液中のタンパク、カリクレイン活性が低下していた。そこで、ウェスタンブロッティングにより唾液中に含まれるカリクレインの発現量をKLK1、KLK9、KLK13、KLK22抗体を用いて検討した。その結果、個体により差がみられ、増減を明らかにできなかった。そこで、カリクレインはα1-アドレリン受容体刺激により分泌されることから、顎下腺組織のα1-アドレリン受容体濃度を確認したが、カリクレイン同様に増減を明らかにすることができなかった。また、EXP群ではDNA損傷バイオマーカーである8-OHdGの有意な増大が認められたことから、細胞破壊の指標となるm-GOTを調べたところ、唾液中も、また血清中においても差がみられなかった。さらに、TUNEL染色によるアポトーシスの陽性細胞数では差がみられず、アポトーシスによる影響を明らかにできなかった。これらの結果から、食餌制限下での運動は生体に酸化ストレスを引き起こし、唾液腺細胞の破壊を伴わないシグナル伝達の機能異常を起こす可能性が示唆された。また、その結果α1-アドレリン受容体のdown-regulationをもたらすものと推測される。酸化ストレスによって生じるα1-アドレリン受容体のdown-regulationに関しては、今後明らかにして行く必要がある。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Effect of Exercise and Diet on Mouse Saliva2007

    • Author(s)
      吉野 陽子
    • Organizer
      国際歯科研究学会日本部会(JADR)総会・学術大会
    • Place of Presentation
      鶴見大学記念館・記念会館
    • Year and Date
      2007-11-18
    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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