2006 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
18500527
|
|---|
| Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
| Research Institution | Nihon University |
|---|
Principal Investigator |
中山 壽之 日本大学, 医学部, 講師 (00287632)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高山 忠利 日本大学, 医学部, 教授 (30280944)
|
|---|
| Keywords | 医療安全 / 医療事故 / 周術期管理 |
|---|
| Research Abstract |
医療事故防止を目的に医療安全教育の徹底と事故発生時の対応について検討を行った。
1)医療事故の系統分類
一般・消化器外科に関連した事例を分類した。当科において経験した事例を分類に当てはめ、さらに事故の重症度に応じて細分化した。
a.説明義務(インフォームドコンセント):医師と患者・家族問で説明内容の把握に相違を認めた事例。
b.薬剤:使用方法と副作用に関する事例。
c.麻酔:麻酔に関連した事例。
d.術前検査:術前検査に関連した事例。検査に伴う合併症。
e.手術および術後合併症:手術に関連した事例。術後合併症に関連した事例。
f.周術期管理:術前・術後の管理に関連した事例。
2)教育マニュアル作成・チェックリスト作成
日本外科学会の外科専門医修練カリキュラムおよび日本消化器外科学会の消化器外科専門医修練カリキュラムの難易度に従って教育マニュアルを作成した。さらに研修医専用の教育マニュアルを作成し、外科研修期間の開始時にガイダンスを行った。基本手技を画像に記録し教育に使用した。
3)医療事故発生時の検討会
医療事故や重篤な合併症が発生した場合には、関係者が各事例を詳細に報告する検討会を実施した。上記分類やマニュアルが医療事故の予防に関してどの様に反映されていたかを検討した。
4)統計処理
医療事故に関する教育がどの程度理解されているかを評価する基礎データを入力。さらに事故発生時の対応に関してマニュアルの利用度をデータ入力した。
上記成果を平成19年度内に学会および論文にて報告する予定である。
|
