2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
18500528
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
荒尾 孝 Waseda University, スポーツ科学学術院, 教授 (00409707)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲斐 裕子 (財)明治安田厚生事業団, 体力医学研究所, 研究員 (20450752)
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Keywords | 身体活動量 / 行動科学 / 地域保健 / 無作為化比較試験 / 生活習慣病 / インスリン抵抗性 / 栄養摂取量 / 肥満度 |
Research Abstract |
【目的】介入量(時間や頻度)を同じ条件にした2つの異なる生活習慣改善プログラム(行動変容型プログラム、知識提供型プログラム)を用い、4ヶ月間の介入を行い(平成18年度実施)、平成19年度は介入終了後の自己管理期における効果の縦続性について比較検討する。 【方法】無作為割付の後、介入を終了した行動変容型プログラム群47名(行動変容群)と知識提供型プログラム群43名(知識提供群)を対象とした。評価項目は1日歩行数、余暇時身体活動量、総摂取エネルギー量、脂質摂取量、野菜摂取量、BMI、ウエスト周囲径、血糖、インスリン、インスリン抵抗性指数(HOMA-IR)、声性脂肪、総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、血圧(収縮期、拡張期)とした。介入終了後6ヶ月時点で身体活動量と栄養摂取量に関する調査を実施し、12ヵ月後には全ての項目について調査を実施した。 【結果】歩行数と余暇時身体活動量については、群×時期の交互作用が認められた。総摂取エネルギー量、脂質摂取量、野菜摂取量においては時期の主効果が認められたが、交互作用は認められなかった。肥満度、糖代謝、脂質代謝、血圧の各指標においては、いずれも交互作用は認められなかった。BMIが25kg/m2以上の者について検討したところ、BMI、ウエスト周囲径、HOMA-IRで有意な交互作用が認められ、いずれも行動変容群でより大きく減少し、12カ月後も維持されていた。脂質代謝と血圧の各指標における変化量には有意な群間差は認められなかった。 【結論】介入量を同じ条件にした知識提供型プログラムと比較して、行動変容型プログラムの身体活動量の増加および肥満度とインスリン抵抗性の改善といった介入期効果は介入終了後においても長期継続する。
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[Presentation] 12007
Author(s)
Arao T, Kai Y
Place of Presentation
Vancouver, CANADA
Year and Date
2007-06-11
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