2006 Fiscal Year Annual Research Report
磁気共鳴・血清検査と圧負荷装置によるメタボリック症候群と骨格筋代謝の研究
Project/Area Number |
18500533
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
川口 秀明 北海道大学, 大学院医学研究科, 教授 (70161297)
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Keywords | メタボリック症候群 / 生活習慣病 / 骨格筋 / 圧負荷 / アンジオテンシン受容体 / 細胞内情報伝達系 / シスタチンC / 高感度CRP |
Research Abstract |
本研究ではメタボリック症候群の原因である骨格筋の代謝異常に関して、臨床、および基礎的な研究解析を行うことを目的としている。臨床的解析では生活習慣病教室受講者を対象に血中シスタチンC、高感度CRPの測定と画像による骨格筋代謝の評価を行う。基礎研究では培養骨格筋細胞に波動圧を負荷し、骨格筋の運動指標とも言える乳酸担体(monocarboxylate transporter : MCT)の変化を検討する。さらにこの細胞におけるアンジオテンシン受容体および、細胞内情報伝達系の変化を検討し生理学的機能と細胞内情報伝達系のクロストークを検索する。臨床研究における対象者のエントリー条件。生活習慣病教室対象者のうち身長、体重からBMIが26以上かつ収縮期血圧130mmHg以上また空腹時血糖値110mgまたLDLコレステロール230mg以上のうち2項目を充たす人のみをエントリーした。対象者はすべて採血しserum amyloid-A,シスタチンC、CRP, TNFα、レプチン、アヂポネクチン、IL-6、血糖、脂質、総コレステロール、LDL-コレステロール、MCTを測定した。対象者は数ヵ月の運動教室(歩行、歩くスキー、ジョギング、水中歩行、サイクリング)を健康運動指導士によるアドヴァイスによって行う。食事指導は管理栄養士と保健師が説明した。この数ヵ月間に随時運動用具の使用および運動教室を受診させ、運動メニューの履行程度、食事療法の遵守程度、食事内容の記録を確認する。運動および、食事療法開始後数ヵ月後に再度受診させ、初診時と同じ検査メニューを再度測定する。培養細胞を用いた基礎研究。従来より等教室で行ってきた、細胞に圧をかける装置を用いて骨格筋細胞に波動圧をかけ骨格筋細胞ににおけるMCTの変化を検討中である。細胞内のエネルギー代謝に重要な関連のあるアンジオテンシン受容体の変化に関する検討とアンジオテンシン受容体以下の細胞内情報伝達系に関しても同様に、細胞に波動圧を負荷してその変化を検討中である。
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Research Products
(1 results)