2008 Fiscal Year Annual Research Report
養護教諭の非言語的メンタルケア技法への心理・生理的フィードバックの試み
Project/Area Number |
18500535
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
塩田 瑠美 Chiba University, 教育学部, 教授 (90361401)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 純 千葉大学, 教育学部, 准教授 (30252886)
花澤 寿 千葉大学, 教育学部, 准教授 (50238044)
加藤 修 千葉大学, 教育学部, 准教授 (20302515)
野崎 とも子 千葉大学, 教育学部, 助教 (80125947)
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Keywords | メンタル技法 / コミュニケーション / 保健室 / 養護教諭 / ストレス反応 / 生理活性物質 / STAI / 自己評価 |
Research Abstract |
養護教諭は学校において児童生徒の心身の健康保持を支援しており、その過程において養護教諭自身の経験知や経験的主観に因る様々な非言語的メンタルケア技法を実践している。 本研究はその実践技術の効果を検証するものである。 今回検証した技法は、養護教諭が日々実践している非言語的メンタル技法におけるコミュニケーションづくりの 「会話・語らい」「パロ(メンタルコミットメントロボット)との触れ合い」およびストレス緩和の目的で行っている「ストレッチング」の3技法である。 これらの3技法について実践前後の変化、コントロール群との比較変化を、(1)ストレス反応の変化(唾液:アミラーゼ・コルチゾール・s-IgA・クロモニングラムA)(2)心理的変化(STAIによる心理テスト(3)アナログスケールによる自己評価(楽しい・気持ちが軽くなった・元気が出た)より検証した。 その結果、「ストレッチング」は、ストレス反応の変化、STAIによる心理的変化さらに自己評価の全てにおいて変化が見られた。また、「会話・語らい」・「パロ(メンタルミットメントロボット)との触れ合い」においては、STAIによる心理的変化と自己評価に有意な変化が見られた。 よって試みた技法は児童生徒のストレス緩和において心理的・生理的に有効であることが示唆された。
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Research Products
(2 results)