2007 Fiscal Year Annual Research Report
摂食障害に対するアニマロイド介在療法の学校での活用の可能性
Project/Area Number |
18500536
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
花澤 寿 Chiba University, 教育学部, 准教授 (50238044)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 純 千葉大学, 教育学部, 准教授 (30252886)
野崎 とも子 千葉大学, 教育学部, 准教授 (80125947)
塩田 瑠美 千葉大学, 教育学部, 准教授 (90361401)
關 克義 千葉大学, 教育学部, 教授 (90272319)
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Keywords | メンタルコミットロボット / パロ / 学校 / 摂食障害 / ストレス緩和 / EDI / 生理活性物質 / アニマロイド |
Research Abstract |
学齢期の子どもたちをとりまく環境はますますストレッシブになり,いじめ,自殺が今年度の大きなキーワードとなった。このため学校において利用可能なストレス緩和法の開発は急務である。動物型ロボットであるアニマロイドは玩具として発達してきたが,近年メンタルロボットとしての新しい展開を見せている。なかでも産総研の開発したアザラシ型ロボットのパロは「癒し」を目的としており,形状,素材,機能が人間工学的に「癒し」につながるよう工夫されている。パロは現在,老人ホーム,医療機関等で入所者らの「癒し」に用いられており,ストレス緩和作用があることが示されている。一方,我々のこれまでの研究により動物との交流が学校においてストレス緩和に有効であること,又摂食行動の変容につながる可能性があることを示している。しかし,学校における動物の活用は中高等学校,又大学においては制限があることから代替手段の必要性を感じていた。我々はパロを用いたストレス緩和が学校においても活用できるのではないかと考えた。今回,学校における活用の可能性を探るため大学において実地調査をおこない安全性,運用方法,調査法についての予備実験をおこなった。
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