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2008 Fiscal Year Annual Research Report

もみがら抽出粗酵素を用いた色素の退色反応特性と反応活性化

Research Project

Project/Area Number 18500565
Research InstitutionHokkaido University of Education

Principal Investigator

森田 みゆき  Hokkaido University of Education, 教育学部, 教授 (10174434)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森崎 真奈美  弘前大学, 教育学部, 講師 (00435306)
Keywords酵素反応 / バイオマス / 色素 / 退色 / 環境材料
Research Abstract

モミガラ由来ペルオキシダーゼ(RPO)による色素の退色反応をより活性化するための検討として, RPOを用いた色素の退色反応に及ぼす共存物質の影響を調べた. すなわち, 種々の衣料用洗剤に含有されているが反応におけるpHや温度の点で課題を有する過炭酸ナトリウム漂白と, 色素の分解選択性で課題を有するRPO漂白をカップリングした。そして, 高効率な退色反応システムを探るために, 色素の退色速度定数および退色率への影響について検討した。また, 過炭酸ナトリウムとカップリングしたRPOを用いたオレンジIIの退色過程における退色反応機構を調べるために, 退色反応後の溶液中の反応生成物を調べた。
色素の効率的な退色を探るために, RPO単独系と, RPOと酸素系漂白剤の過炭酸ナトリウムを添加した系, 過炭酸ナトリウムの単独系の三種を比較した。色素にオレンジIIを用いた場合, RPO-過炭酸ナトリウムのオレンジII初期退色速度定数はRPO単独と比較すると, 退色速度定数が2.2倍に増大し, 100%の退色率を示した。また, 過炭酸ナトリウムでは退色 反応が進行しない難分解性のReactilve Blue 2も, RPO-過炭酸ナトリウムを用いた場合はRPO単独の6倍の退色速度定数を有し, 退色反応が効率的に進行することを見いだした。このRPO-過炭酸ナトリウム退色反応においては, 過酸化水素の濃度が優位的に関与し, 過炭酸ナトリウム単独係で最適とされる炭酸ナトリウムと過酸化水素の比率とは異なることを確認した。
さらに, 退色反応の際, RPO単独では有色の反応生成物が退色反応後に残存するのに対してRPO-過炭酸ナトリウムでは可視光領域の吸収を全て消失し, 可視光に吸収を有する反応生成物が残存しないことが明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] もみがらから抽出したペルオギシダーゼの精製と活性2008

    • Author(s)
      森田みゆき
    • Organizer
      日本繊維学会平成19年度年次大会研究発表会
    • Place of Presentation
      東京
    • Year and Date
      2008-06-20

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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