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2006 Fiscal Year Annual Research Report

消臭機能を持つ快適なオムツ素材の開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 18500567
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionOchanomizu University

Principal Investigator

仲西 正  お茶の水女子大学, 生活科学部, 助教授 (90198143)

Keywordsオムツ / 高分子ゲル / 膨潤挙動
Research Abstract

オムツゲル素材の吸水性に関する基礎的知見を得るために,ポリビニルアルコール(PVA),ポリエチレンオキシド(PEO),κ-カラギーナンのハイドロゲルを調製した.PVAとPEOについては,水溶液にγ線を照射する方法を用いて,また,κ-カラギーナンについては溶液を6℃程度に冷却することにより調製した.吸水性の評価は,出来るだけ速やかにゲルが膨潤平衡に達するようにするため,ゲルの形態を直径0.2mm程度の細長い円柱状にし,溶液に浸せきしたままゲルの直径を顕微鏡により測定し吸水量を決定した.吸水性の評価は,尿モデルとして考えられる,純水やアルカリ金属塩,アミノ酸などの水溶液に加えて,母体高分子と相互作用が大きい溶質のモデルとしてコンゴーレッドの溶液に対しても行った.κ-カラギーナンゲル/アルカリ金属塩系では,溶質特異的な膨潤挙動が観察された.また,PVAゲル/コンゴーレッド系では,溶液中での著しい膨潤が観察された.ゲルの吸水性に最も大きく影響すると考えられるゲルの架橋状態の把握は,本年度の科学研究費補助金で小型卓上材料試験機を購入し,弾性率の測定を行うことにより評価を試みた.本年度は,種々のゲル試料について弾性率が精度よく得られる測定条件の探索と弾性率の理論的解釈法の検討が主であった.次年度からは弾性率測定は本実験に入れる予定である.観察されたゲルの溶質選択的膨潤挙動は,水和を介した溶質とゲル母体高分子との相互作用の観点から説明できるものと考えられた.

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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