2008 Fiscal Year Self-evaluation Report
Relations among the establishment of sleep-awake rhythm , health and achievement in the case of school children.
Project/Area Number |
18500569
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Research Field |
General human life sciences
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
KAMIKAWA Yasuko University of Toyama, 人間発達科学部, 教授 (50143839)
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Project Period (FY) |
2006 – 2009
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Keywords | 住環境 / 子ども / 成長発達 / 睡眠習慣 / 健康 / 学力 / 社会的適応 / 自己管理能力 |
Research Abstract |
近年、危惧されている子ども達の心身の健康状態と体力や運動能力および学力の改善を、基本的生活習慣を見直し、発達段階に応じて生活の基本から改善することによって実現しようという総合的、体系的な研究である。とくに心身の発達の指標ともいえる睡眠・覚醒リズムの形成と、その乱れの程度から健康状態や学ぶ力・集中力を把握し、改善策を提案したい。また研究を推進する際に、子ども達の心と体や学ぶ力の状態をできるだけ簡便に、かつ楽しみながら、負担を軽減した方法で測定することを目指す。そして、より多くの子ども達の実態を把握し、それぞれの発達段階にある子ども達のQOLを最大限に向上させるための具体的対策を整理し、提案することを目的としている。 本研究によって、これまでは曖昧になりがちであった家庭生活、学校教育、地域の教育力向上のために目指すべき方向性を明らかにし、子ども達の健やかな成長のためには、基本的生活習慣の確立が基盤となることを明示したいと考える。具体的には、睡眠の取り方、規則性、時間、睡眠の質等と、昼間の生活における子ども達の大脳の活動状況、集中力の持続時間、情緒の安定性等の関連を明らかにし、近年頻繁に報道される青少年の成長・発達の問題や様々な問題行動、ひいては成人の引き起こす様々な問題行動(事件・事故)の一部でも、生活構造の改善を図ることによって、解決に導けることを目標としている。
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Research Products
(9 results)